副業について
【 目次 】
・そもそも副業とは?
・副業の目的
・理想の転職先さがしにも
・副業をしている人はどれくらい?
・副業と複業の違い
・所得によっては確定申告をする必要があります
・副業の経費は認められます
・副業の案件の受けかた
・副業をする時間
・テレワークなら副業しやすい?
・企業が副業を禁止する理由は?
・副業しているのが会社に知られる場合
・副業禁止の会社で副業をするには?
・社内副業とは?
・副業の平均収入
・個人事業主として開業届は出すべきか
・副業から起業はできる?
・副業に必要な物
・有名副業インフルエンサ―も
・詐欺には気をつけましょう
・副業の注意点
・副業制度
そもそも副業とは?

本業と副業を持つことによって「正規雇用からの給料+業務委託料/雑収入」という2つ以上の収入口を持つことになります。兼業やサイドビジネス、ダブルワークとも呼ばれます。
▶副業とは?副業に関する基本的な知識やその種類、よくある疑問について解説!
「副業」の範囲

副業の目的

人生100年時代や終身雇用制の崩壊、そして「アフターコロナ」といった時代背景を考慮して、個人として市場で戦える能力を高め、結果的に生涯年収を増やすように利用するのが、副業の有益な使い方です。
理想の転職先さがしにも

副業をしている人はどれくらい?

副業をするのに大切なスキルは?

副業と複業、兼業の違い

例えば、フリーランスでデザイナーをやっていて、SNS運用のコンサルタントもやっている方は、「複業」ですね。複業はパラレルキャリア(英:parallel career)ともいわれ、複業系パラレルワーカーは2018年時点で290万人にまで増えています。
また「兼業」は、一般的に「会社員と農業」など、「本業とは別の事業を行うこと」とされています。誰しも一度は「兼業農家」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
もっと詳しく知りたい方はこちら↓
▶副業と複業・兼業のちがいは?
所得によっては確定申告をする必要があります

さらに詳しく知りたい方はこちら↓
▶副業するなら法人を立てた方が良い?確定申告、税金の知恵
副業の経費は認められます

ただし、本業やプライベートとの明確な経費の区別ができていることが前提です。例えば、1台のスマホを仕事とプライベート両方で使っていたら、仕事で使った割合(携帯代)を証明するのが難しくなります。使用頻度などにもよりますが、仕事専用のスマホを準備すれば良いですね。
これは、自宅兼事務所の家賃や自動車なども同じことが言えます。
副業の案件の受けかた

①クラウドソーシングで案件を受けたり自分で営業したりして直接獲得するルート
②知り合いなどからの紹介ルート
③種々の副業紹介サービスに登録してマッチングするルート
④その他転売やせどりなど自営業を行うルート
です。2019年11月に「プロの副業」が実施したアンケートによると、獲得方法のトップは「自分で営業」で、約3人に1人がサービス等を利用せずに案件を獲得している結果になりました。
ただこれからの時代は、オンラインでのコミュニケーション量が圧倒的に増えていきます。対面しなくても、リモートで信頼関係を構築できる力を身に着けるのはとても重要なことです。

▶初心者~専門的な副業まで!サラリーマンにおすすめの副業ランキング30選
副業をする時間

厚生労働省によると、副業の平均労働時間は週あたり約13時間。1日2時間未満です。平日は副業をやらずに、土日に6~7時間ずつ頑張る方法もありますね。自分のライフスタイルに合った方法で行いましょう。
・副業の平均労働時間 … 13.11時間(週あたり)
出典:副業・兼業の現状2(厚生労働省労働基準局)
テレワークなら副業しやすい?

会社に出勤しない働き方は、NTTやGMOなどがコロナウイルスへの対応として発表して大きな話題になりましたが、働き方改革の重要な要素として注目されています。少なくとも通勤時間がなくなるので、片道1時間なら往復で週に10時間、月に40時間を生み出せる計算に。
その時間の使い方は人それぞれですが、テレワークでできたまとまった時間を副業に充てることもできますね。
▶テレワークとは?コロナウイルス対策をきっかけに本格化する働き方改革プロジェクト
▶テレワークを実践して実感!副業に有効な3つの理由【体験レポート】
企業が副業を禁止する理由は?

禁止理由は、社員の⻑時間労働の助⻑と労務管理の問題、情報漏洩や競合との利益相反が挙げられています。

出典:兼業・副業に対する企業の意識調査(リクルートキャリア)
副業しているのが会社に知られる場合

しかしこれは、確定申告をして(給与からの天引きではなく)「普通徴収」を選び、自分で副業分の住民税を直接納付するようにすることで解決できます。
また、直接顔を合わせてしまったり、共通の知り合いがいて噂が伝わってしまうといったケースも。その他よく言われることとして、マイナンバーで副業がばれるという事はありませんが、できれば会社に知られても問題のない関係を築いておきたいですね。
副業禁止の会社で副業をするには?

しかし、上司や人事に相談してみたらあっさり許可が下りるケースも意外とあるもの。特に禁止する理由はないけど厚生労働省のモデル就業規則に従って禁止になっていただけの会社も多いので、相談してみることで許可が下りることも。
現在の日本では、①株や不動産などの投資②民泊などのシェアリングビジネス③休日のアルバイト④趣味の作品などの販売などは、副業禁止の会社でも認められることが多くなっています。
社内副業とは?

副業が許可されない・やってはいけない場合

副業の平均収入

一方、プロフェッショナルなスキルをもってプロジェクトなどに参画するような副業社員の場合は、1か月あたり10~20万円くらいを稼ぐ方が現在は多くなっています。
副業の平均月収のデータ
パーソル調べ | 6.82万円/月 |
「プロの副業」での収入 | 約15万円/月 |
個人事業主として開業届は出すべきか

ちょっとしたお小遣い稼ぎ程度ではなく本格的な副業をするであれば、開業して損はありません。
副業から起業はできる?

一方で、リスクが抑えられているために、なあなあになってしまって結局起業にまでたどり着かない人も多くなっています。
開業・起業のメリットをもっと詳しく知るなら↓
▶副業を個人事業主または法人設立(株式会社)で行うときのメリット・デメリット
副業に必要な物

また、マイナンバーカードは確定申告の際には確実に必要になります。多くの場合、「マイナンバーカード」がなくても「通知カード」があれば問題ありませんが、通知カードも受け取っていない方は役所で再発行手続きをしておきましょう。
もっと詳しく知るなら↓
▶副業する前に確認しておきたい「マイナンバー制度」の基本
有名副業インフルエンサ―も

また、『転職と副業のかけ算』の著者で有名なmoto氏はブログ運営の広告費などで副業年収4,000万円であることを公表していて、副業で高い報酬を稼ぎだす人が出現してきています。
詐欺には気をつけましょう

詐欺についてもっと詳しく知るなら↓
▶副業詐欺の手口とは?対処法は?見分け方も紹介
副業の注意点

頑張るあまり健康を害しては本末転倒です。せっかくの報酬が医療費に消えては、目標のために頑張ってきたのが水の泡ですよね。その他、自宅で仕事をしたり、他社の人と関わる場面が大きく増えますので、情報漏洩のリスクが高まります。十分に気をつけましょう。
副業制度

(1)企業として、副業を認める目的は何か?
(2)社員の健康や労働時間などの管理をどのように行うのか?
(3)リスクマネジメントをどのように行うのが適切か?
【社労士・松井が解説シリーズ】
▶社会保険労務士・松井が副業推進の課題や目的の重要性を解説
実際に副業を容認している企業の実例インタビューはこちら
▶【副業先進企業に聞く】企業はなぜ副業を容認するべきなのか?10年後、20年後の企業の姿とは
副業についてもっと詳しく知りたい方はこちら