フリーランスを辞めたいと思った人は廃業する前に最後の努力をしてみませんか?

考える男性

フリーランスになってから、なかなか収入が安定せず廃業に追い込まれている人がたくさんいます。

フリーランスは、なぜ収入が安定する人が少ないのでしょうか?また、フリーランスを廃業せずに安定した収入を得るには、どうしたら良いのでしょうか。

そこで今回は、「フリーランスが廃業する3つの原因と収入を安定させるための選択肢」をご紹介していきます。

フリーランスを廃業する人は多い?

フリーランスを廃業する人は少なくありません。

なぜなら、全ての責任を自分一人で負わなければいけないからです。フリーランスだと「個人事業主」といった扱いになり、フリーランサー自身が「経営者兼社長」となるのです。

つまり、フリーランスで仕事を失敗すると、責任を受け止めるのはあなたしかいなくなるのです。

フリーランスの廃業率

1年以内に廃業に追い込まれるフリーランスは約30%ほどですが、3年まで期間を延ばすと60%以上のフリーランスが廃業へと追い込まれています。

そして、10年間フリーランスとして活動できるのは、「10%いるかいないか」ともいわれています。最初のうちは、フリーランスのメリットが魅力的に見えていたのですが、活動していくうちに、継続して安定した収入が見込めないことが分かってくるのかもしれません。

フリーランスを廃業する理由・辞める理由

フリーランスを廃業する理由の多くは、収入が不安定であることがもっとも大きな原因です。
各フリーランスの平均年収を見ると、4人に1人が300万円未満であることがわかります。

300〜500万円未満 30.2%
100〜300万円未満 20.4%
100万円未満 5.4%

出典:フリーランス白書2018

では、収入の不安定さを招くものとは何でしょうか。

主に次の3つが、収入の不安定さを招いていると考えられています。

・仕事が継続されない
・仕事の交渉コスト
・慣れない税務処理

それぞれ詳しく見ていきましょう。

仕事が継続されない

企業は時間を短縮して効率よく業務を回すようにするために、フリーランスに仕事を振ることが多いです。わかりやすく言うと、下記のコストよりもフリーランスに外注するコストの方が安い場合に仕事を発注するケースが多いです。

・その分野の仕事を行えるようになるために正社員1人を教育するコスト
・スキルを保有する正社員1人を雇うコスト
・自分で仕事を行うコスト

フリーランスにとっては嬉しいことですが、問題は需要がなくなった時です。上記のコストをかけたくないということは、一時的な需要であることが多いわけです。

その一時的なことや、新規事業としてのトライ&エラーに長くコストを払い続けることを企業は避けるでしょう。よって、多くのフリーランスが企業側の一時的な需要が満たされたとともに、契約を切られてしまうことが多いのです。

その結果として、

①仕事が継続されない
②すぐにまた新しい仕事を探さなくてはならない
③仕事のための交渉事を行う
④仕事を受注できるが、継続されない

という悪循環が生まれます。

つまり、フリーランスは仕事の継続先を増やすためにも「どの仕事なら継続してもらえるか」を考えながら仕事を探す必要があるのです。

仕事の交渉が下手

先ほどのように、1つの仕事が継続されることが少ないため、フリーランスにとって交渉事を行うコストはかなり高いものになります。フリーランスとなると、すべての事務作業を一人で行わなくてはいけません。

例えば、仕事、交渉、請求書管理、確定申告の書類管理などです。実際には「予定になかった仕事」まで、クライアントに押し付けられてしまう可能性もあります。クライアントから追加の作業を依頼されたら、仕事の交渉をしなければいけません。

このような、収入に直接結びつかないどころか、仕事の弊害となるような交渉事に多くのコストを費やすべきではありません。

慣れない税務処理で一発退場

フリーランスは報酬が直接口座に入ってきます。しかし、会社員と違い個人事業主なので、税金は納めなければいけません。

つまり、会社員と同じ感覚でお金を使っていると、貯金額を超える納税額を請求されることがあります。それまで会社員として可処分所得が計算しやすい立場にいましたが、思ったよりも生活費や可処分所得の管理コストがかかり、辞めたいと思う人も多いです

されどフリーランスは魅力的である

ここまで、フリーランスの収入の不安定さをご紹介してきましたが、フリーランスが魅力的であることに変わりはありません。

やはり、フリーランスの主な魅力は下記のようなものでしょう。

・仕事に達成感や充実感が感じられるようになった
・就業環境が改善された(好きな時間に仕事ができるなど)
・人間関係のストレスが減った
・プライベートの時間が持てるようになった
・仕事のスキルが上がった

フリーランスの魅力だけ見ると、会社員という枠組みから飛び出したくなりますよね。では、もし好きな仕事の中に、あなたの「やりたくない作業」、「不得意な作業」が入ってきたらどうでしょうか。好きだったはずの仕事が、「面倒くさい仕事」になったと感じるはずです。

フリーランス業を安定させるために必要なこと

では、フリーランス業を安定させるために必要なこと、やるべきことは何でしょうか。

具体的には、次の4つが有効です。

・媒体や仕事の受注先を選ぶ
・スキルの専門性を高める・幅を広げる
・請け負った仕事をやり遂げることで信用を重ねていく
・セルフブランディング

媒体や仕事の受注先を選ぶ

あなたは自分を安売りすべきではありません。

実際にあなたが受けている仕事の相場を調べて、その相場以下の金額でしか発注してこないところから仕事を受けるのは止めておきましょう。ただ、自身のスキルを上げないと、単価の高い案件を受注することができないのも事実です。

仕事の単価が上がるにつれて、求められる内容も高度なものになっていきます。まだフリーランスを始めたばかりであれば、最初は単価が低くても、経験を積んでいくほどスキルも上がり、単価も比例して上がっていきますので、まずは実績を積んで信頼とスキルを向上させましょう。

スキルの専門性を高める・幅を広げる

スキルの専門性、幅を広げることは、フリーランスとして仕事を受けていくうえで大切なことです。特に、フリーランスは「アウトプットのみ」を求められる仕事です。

会社員時代は部署が変わったりするとその部署の仕事の引継ぎや慣れるための期間が用意されていますよね。「研修」などの制度もあります。

つまり、「収入を得ながらインプットすることが認められている」。具体的に言えば「何もバリューを発揮しなくても収入がもらえる」のが会社員であり、フリーランスの立場や働き方との違いです。

フリーランスはアウトプットすることでしか収入を得られませんので、何とかして、アウトプットと同時にスキルを向上させられるインプットがなされる仕事を上手く選ぶ必要があります。

でないと、自身のスキルが時代や市場のニーズに合わなくなった時、仕事を失ってしまいます。

現在の仕事は自分のスキルを売っているだけでなく、同時に得るものも大きいか改めて見直す必要があります。

請け負った仕事をやり遂げることで信用を重ねていく

フリーランスにとって、避けたいのは仕事を依頼してくれていた企業からの「信用を失うこと」です。どんな形で仕事を受けたにせよ、フリーランスは受けた仕事を終わらせなければ、信用を積み重ねていくことはできません。

言い換えれば、仕事を受ける数が増えれば増えるほど、信用と収入も比例して上がっていくのです。

ただ、最初に見積もっていた工数よりもはるかに仕事量が多く、納期が延び延びになった、ということもフリーランスとしては誰しもが経験したことがあるでしょう。途中でクライアントから無茶振りされた、派生した仕事までやらされた、などなど。

自分自身に原因がなかったとしても、クライアントはそんなことは認めてくれません。これらはひとえに、「最初の仕事の工数見積もりが甘かった」ことによって引き起こされる事が多いです。結果的に、仕事をさばくことができず、やり遂げることができなくなり、信用を失ってしまうことも。

ゆえに、「仕事量の適正化」はフリーランスを続けていくことのマスト条件となります。

セルフブランディング

フリーランスこそ「自分の仕事は自分で取ってくるべき」と考えていませんか?

先の年収表にはなかった年収500万円以上のフリーランスの多くは、インバウンドな営業手法に重きを置いています。仕事の受注先は69.8%が人脈からです(フリーランス白書2018)。年収500万円以上の人たちはもっと人脈からの受注比率が上がります。

具体的には、取引先からの紹介が主な受注先ですが、これは、今まで受注してきた仕事をしっかりとこなしてきたという実績があって初めてできることです。ただ、それ以上に自分のブランディングを意識しているからできることでもあります。

実際に、稼いでいるフリーランスの多くはセルフブランディングに力を入れており、「自分自身の広告宣伝活動」経由での仕事の受注割合は31.4%にも及んでいます。自分を売り込むためのサイトやポートフォリオを用意することもセルフブランディングに繋がります。

自分を安売りして、クライアントに営業を行うという営業活動は避けましょう。

フリーランスにエージェントという選択肢

ほとんどのフリーランスは、過去や現在の取引先から仕事を受注したり、同業者から仕事を紹介してもらう割合が過半数を占めています。

同業者の紹介  69.8%
過去や現在の取引先  57.8%
クラウドソーシング  14.1%

しかし、このような人脈や紹介がないフリーランスはどうすればいいのでしょうか?

確かに14.1%の方はクラウドソーシングサービスなどを利用して受注していますが、ここでの仕事の多くは「一時的な需要のための発注」がメインであり、先に書いたように「需要が満たされたら継続が見込めない仕事」が大半です。

だからこそ、収入が安定しない下記のようなスパイラルに陥りやすいわけです。

①仕事が継続されない
②すぐにまた新しい仕事を探さなくてはならない
③仕事のための交渉事を行う
④仕事を受注できるが、継続されない

面倒な交渉事をなくし、スキルアップできる高単価な仕事を受注するために

過去の取引先や同業の紹介以外で企業がフリーランスに仕事を依頼するときの理由の大半は、自社の需要を満たすためのコストを自社で賄うよりも安くしたいからです。

よって、高いクオリティが必要な一部の人にしか頼めない仕事や、高単価の仕事はクラウドソーシングサービスなどにはさほど出てきません。

では、エージェントに企業が頼む仕事とは、どういった仕事なのでしょうか。企業はクラウドソーシングなどに払う手数料よりも多くのコストを支払ってエージェントを利用します。

それは、下記のような状況にあるからです。

・クラウドソーシングなどでは満たされないハイクオリティを求める仕事を発注したい
・社員の人脈や同業の紹介で良いフリーランスを見つけられない
・クオリティコントロールをしてほしい

よって、高いコストを支払ってでも企業はエージェントを経由して仕事を発注するわけです。

フリーランスで高単価案件を継続して受注し、安定した収入を得たいのであれば、エージェントサービスも選択肢の一つとして入れてみるのも良いでしょう。

エージェントの利用がおすすめな人は次の3つの項目に当てはまる人です。

・高単価の仕事をしたいけど交渉が苦手
・仕事量の管理が面倒くさい
・案件が途切れてしまうことが多々ある

伸び悩んでいるフリーランスの人は、ぜひ行動してみてください。

まとめ

今回は、フリーランスが廃業する3つの原因と収入を安定させるための選択肢をご紹介しました。

どんなフリーランスでも、最初から軌道に乗っているわけではありません。クラウドソーシングにしろ、エージェントサービスにしろ、利用できるものは全て利用しているのです。

現在、フリーランスとして伸び悩み廃業を考えていたら、エージェントサービスへの登録も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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