フリーランス1年目に訪れる7つの山場と2年目を迎えるためにすべきこと

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近年副業ブームが訪れている日本社会ですが、副業がスムーズにいき正社員からフリーランスという働き方をする人も多くなってきました。こういった働き方に憧れている正規雇用の方も多いのではないでしょうか。しかしフリーランスになる前に、先に知っておいた方が良いことがいくつかあります。

金銭的なこと、仕事のペース配分、連絡先の作り方などフリーランス1年目が陥りやすい落とし穴と、フリーランス2年目を迎える前に心がけたい項目についてお話ししていきます。これをチェックして、ご自分がフリーランスになったときのイメージトレーニングをしてみてください。また、2年目を迎えるフリーランサーさんは今の自分と照らし合わせて記事を読んでみてください。

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フリーランス1年目を迎える前にすべき5つのこと

急にフリーランスになりたいと思っても、それなりに準備が必要です。下調べもしないままいきなり今のお仕事を辞めるのは得策ではありません。ここではフリーランス1年目を迎える前にするべきことを5つ紹介します。見切り発車にならないよう、しっかり項目を確認してください。

スキルを磨く

まず会社を辞める前に自分が戦える分野は何なのかを見極め、そのスキルを身につけてください。フリーランスの語源は「槍を持った戦士」です。今までは会社という大きな木に守られて戦っていた状態から、今度は身一つで企業を相手にしなくてはならないこともあります。

十分に戦えるスキルが身についていないと、せっかくフリーランスになったのに仕事が続かず、また就職しなおしということにもなりかねません。そこは自由なのですが、会社員が嫌でフリーランスになる方も少なからずいるはずです。今は働きながら通える専門学校や通信教育も次々出ています。上手に利用してスキルを身につけてください。

お金を貯める

先立つものはお金です。会社員時代にしっかりお金を貯めましょう。独立してもいくら優秀な人だったとしても、フリーランス1年目から十分生活ができるほどの収入を得る人は多くありません。最初に必要な経費分貯金しておくのはもちろんですが、生活費も貯めておかないと不安です。目安として一年分の生活費くらいは貯めておきましょう。

ここをしっかりしておかないと、生活ができなくてフリーランスを辞めてしまうことが一番多いパターンです。

家族に相談・報告する

フリーランスでも自分一人が頑張れば成り立つわけではありません。身近な人の理解があってこそ毎日頑張れるというものです。気持ち良く仕事をするためには、周りの人、特に家族が応援してくれていることがうまくいく基本です。もちろん反対を押し切ってフリーランスになる情熱は大事です。

しかし、今もしあなたに子供がいる状態なら、問題はあなた一人の問題ではなくなります。自分がどうしたいのか、これからどうするつもりなのか説明して納得してもらえないのでは、まだ計画が甘いと言えます。家族に報告することは重要です。

会社の引継ぎはきちんと終わらせてから辞める

もう今の会社を辞めるからといって、中途半端に終わらせてはいけません。今の業種とかぶっている分野で独立するなら、今の会社とフリーランスになっても関わる可能性は十分あります。また、源泉徴収票を出してもらったり、関わりは会社を辞めたからといって終わるわけではありません。気持ち良く仕事をするためにも、引き継ぎはしっかり行いましょう

フリーランス用の連絡先を作る

フリーランス1年目からいきなり必要になるもの。それが名刺です。自分の肩書や連絡先をまず知ってもらわないと来る仕事も来ないでしょう。名刺を作る時に必要になるのが、フリーランス用の連絡先です。

これは仕事専用のメールアドレスがおすすめです。Gmailを使えば簡単に新しいアドレスを入手できます。電話番号も本当は別で用意した方がいいのですが、最初から用意できないという人は無理をしなくても構いません。メールアドレスだけ載せておき、連絡を取ってから電話番号を教えるという手もあります。ですので最初はメールアドレスだけでも十分です。

フリーランス1年目が陥りやすい6つの罠

ではいざフリーランス1年目を迎えた人が陥りやすい罠を6つ紹介します。事前に対策を講じることができる項目もありますので、確認してみてください。

社会的信用が必要な審査に受からなくなる可能性大

これは予想外だったという人が多いのですが、フリーランスは社会的信用がまるでありません。今まで正社員だった人は特に意識していなかったクレジットカードや賃貸物件の利用も制限されてしまいます。収入や肩書きがないというのはこんな形で実感するものなのですね。

フリーランスになるなら、クレジットカードを先に作っておきましょう。また、仕事を頑張りたいから引っ越しを検討する場合はフリーランスになる前に済ませておくことをおすすめします。

住民税に注意

住民税は前年度の収入に合わせて請求される額が決まります。つまり、今年からフリーランスになった人は去年正規雇用されていた時の収入に合わせて今年その額を基準に算出された金額を請求されるということです。

フリーランス1年目はまだまだ十分な収入が確保できていない人も多いことでしょう。こんな時にも容赦なく税金は請求されます。多少の貯えがないとこれに対応できません。そういった意味でも会社員時代にしっかり貯金をすることが大切です。

経費の管理をしていなかった

年末に訪れる確定申告。これは国に納めるべき金額を自分から申告する手続きですが、年度末の忙しい時期に確定申告をスムーズに行うためには日ごろから経費の管理を徹底することが重要です。

確定申告が必要になるのは専業フリーランスは所得が38万円を超えたあたりからです。所得というのは単純に仕事で稼いだお金のことではありません。お仕事で稼いだお金から、経費を差し引いた額のことを所得と呼びます。

フリーランス1年目だとこの所得が38万円に届かず確定申告が必要ない場合もあるので、そこを判断するためにも普段からこまめに経費の管理をしておかなければいけません。年度末に一年分のレシートや領収書を総ざらいするのはなかなか面倒ですよ。

●確定申告については、こちらの記事も参考にしてみてください

【税理士法人代表・加瀬氏に聞く】副業するなら法人立てた方が良いんですか?ーー確定申告、税金の知恵

信用をなくすようなことをしてしまう

これは一番フリーランス1年目でやってしまいがちな罠なのですが、約束事を軽んじてしまい信用を失ってしまう人もいます。目の前の仕事にいっぱいいっぱいになると、小さな仕事の返事を後回しにしたり中には請け負ったまま手をつけず放置なんていうことも。

最近ではネットを使った顔の見えない契約も増えています。顔が見えないからといって仕事をいい加減にこなしていると次から仕事が入らなくなり、身動きが取れなくなりますよ。同業種が繋がっているのはクライアント側も同じです。悪い噂を立てられないようにしましょう。

国民年金にしか加入できない

若い人は年金を意識している人は少ないかもしれません。しかしこれからの生活にかかわってくる年金について知識を持っておいた方がいいと思います。その理由としてフリーランスは国民年金にしか加入できないという条件があります。

いままで正社員だった人は国民年金の他に厚生年金にも加入できていたと思います。しかしフリーランスは厚生年金に加入することができません。その分将来のもらえる額は下がります。対策としてiDeCoなどの個人型確定拠出年金に加入するフリーランサーも増えています

リスクに備えて自分で情報収集することも必要ですね。

国民健康保険への加入

フリーランスは働き方によっては個人事業主となります。会社員だった人が個人事業主になると入れる保険も変わります。個人事業主が加入する国民健康保険は会社員のための健康保険と比べ、保険料が高くつくわりにサービスの充実度は低くなっています。フリーランスの保険については一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が新しい保険の形を提案しています。フリーランスの互助組織になるので、興味がある人は参考にしてみてください。

フリーランス1年目に訪れる7つの山場

さて、無事にフリーランス1年目を迎えることができたとしても、さまざまな山場があなたを待っています。

仕事がなさすぎる

まず起こり得る問題として代表的なものがこの「仕事がなさすぎる問題」です。最初は会社員時代の人脈を頼って仕事を請け負っていたとしても、営業努力を怠っているとすぐに仕事は来なくなります。

コツコツと宣伝活動をしていかないと無名のフリーランサーには仕事は巡ってきません。仕事がないと精神的にも不安定になるので、パフォーマンスが落ちます。仕事がないからといって割に合わない仕事を引き受ける場合もあります。本来クライアントとフリーランスは対等の立場ですが、仕事がないと弱気になりがちです。営業活動はこまめに行いましょう。

仕事がありすぎる

逆に嬉しい悲鳴なのですが、仕事があり過ぎるというのもよくある話です。自分の作業ペースを正しく把握していないとこういった状態に陥りやすくなります。対策として自分の業務日誌をつけることを習慣にしましょう。手書きでなくても今はパソコンに記録できるようになっています。修正も簡単なので、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを活用してみてください。

体調管理がうまくいかない

今まで規則的に仕事をしていた経験をお持ちの方は、フリーランスになると生活習慣が崩れがちです。好きな時間に好きな仕事ができるというのは、実は管理が難しいのです。人は強制力がないと自分に負けてしまいます。

これによって体調を崩してしまい、収入が減っていくフリーランス1年目も多いです。仕事をがむしゃらにこなすのではなく、自分のペースを把握して生活習慣を整えながら業務に向き合ってみましょう。

自分でするはじめての確定申告

専業フリーランスは所得が38万円を超える場合年度末に確定申告を行う必要があります。今までは自然に納めていた税金を計算したり、帳簿を作成したりはじめてのことが一気に押し寄せてきます。

少しでも作業を楽にするために日ごろからレシートや領収書管理をしましょう。ひと月に一回でいいので、こまめに会計ソフトで帳簿を作っておくと年度末焦らなくて済みます。無料ソフトもあるので積極的に活用したいですね。

孤独がつらくなる

この問題を解決するにはフリーランス仲間を作るのもありかと思います。時間を合わせ、一斉に作業を開始すれば孤独感が和らぎます。

フリーランスは起業とは少し違い、はじめは一緒に業務を行う仲間がいません。それで孤独を感じ辛くなる時期があります。しかしここでどう工夫するかが腕の見せ所です。最近ではSNSが発達しています。Twitterで仲間を募るなり、サロンに参加するなり自分の意思で行動できるのはフリーランスならではです。プラスにとらえましょう。

漠然とした不安に襲われる

これも1年目に限らずフリーランスにはよくあります。収入が不安定ならなおさら漠然とした不安に襲われやすくなります。ここで必要なのは自分の計画を立てることです。自分がどのくらいの収入を目指していて、どうすればそれを達成できるか

人は目の前にやるべきことが見えると不安がおさまります。計画を見直し、目の前の課題を作ることも不安対策に効果的ですよ。

そもそも業界の仕組みがわからない

フリーランス1年目は右も左もわからない状態です。どこから仕事が発生しているのか、業界に多い人柄など実際にやってみないとわからないことだらけです。自分で業界を勉強することももちろん必要ですが、並行して同じ職種の先輩のお話を聞かせてもらうという手もあります。

身近に先輩がいないときはブログやSNSを使ってこちらから連絡をとるのもありです。ポイントは自分から動くこと。行動から道が開けていきます。

フリーランス1年目を迎え、2年目を迎える前に

どうにか1年目を乗り切った方に向けて2年目に入る前にやっておきたいことを紹介します。

自分のスキルを見直す

1年間仕事をしてきて色々見えてきたものがあるかと思います。自分の市場価値というのもわかってきたかもしれません。自分に足りないものが見えてきた今がスキルアップのチャンスです。

これがあるともっと仕事の幅が広がると感じたものには積極的に取り組んでいきましょう。得意分野を伸ばすことと、苦手分野を克服することを同時進行するともっとスキルが効率的に伸ばせますよ。

戦略を立てる

ただやみくもに業務をこなしていた1年目とは違い、2年目は戦略が必要です。自分の武器や向いている仕事もわかってきたころだと思います。1年目にしてしまった失敗も見直して自分がどうフリーランス2年目を過ごしたらいいのか計画を立てていきましょう。

●今後どのようにして仕事を増やしていくかについては、こちらの記事が参考になります。

フリーランスの仕事の探し方7選!収入をよりUPさせるための探し方も解説

フリーランス1年目のまとめ

フリーランス1年目は今まで会社員として経験をつんできた人もスタート地点に戻ります。逆に言えばはじめからなんでもできる人はいません。押さえるべきポイントは

  • 年金、保険、税金などのお金の知識を持つ
  • 勉強期間だと自覚する

この2つです。焦る必要はありません。みなさんもフリーランス生活に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

荻久保健一
荻久保健一
執行役員マーケティング本部長:株式会社ホールハート
これからの新しい働き方「副業社員」や「インターン副業」をマーケティングの力で広げるために日々奮闘する美容好きおじさん。
自身も副業でマーケティングアドバイザーやwebメディアを複数運営。
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