インフルエンサーマーケティングとは?担当者目線で全て解説

インフルエンサーマーケティングとは?担当者目線で全て解説

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最近では、かなり注目されつつあるインフルエンサーマーケティング。ソーシャルメディアで事業を展開する企業の方は、すでに実施されているでしょうか?

運用の仕方を間違えなければ、自社の商品やサービスの知名度を向上させ、販売促進にもなるとても優秀なマーケティング手法です。

しかし具体的にどのように実践して、どんな効果が得られるのかなどの疑問も尽きないことでしょう。

そこで今回は、インフルエンサーマーケティングについての全体的な流れや概要について説明していきます。

また、各章で詳しい内容の記事のリンクを張っているので、気になった部分や疑問ががある方はそちらも参考にしてください。

 

インフルエンサーマーケティングとは?市場規模○○億円では語れないマーケティング手法

インフルエンサーマーケティングは、社会的に影響力のある人物(インフルエンサー)を起用して商品の宣伝や認知度アップを行うものです。

従来のマスメディア向け広告と違い、ユーザーとの距離が近いソーシャルメディアでの情報拡散となります。

近年、TwitterやインスタグラムなどのSNSやYoutubeなどのソーシャルメディアでインフルエンサーマーケティングが注目されており、今後も市場は拡大していくことが予想されます。

例えば、2015年には世界で約5億ドルの規模だったインフルエンサーマーケティング市場は、2020年には50億ドルと予想されており、なんと伸び率は5年で10倍。かなり大胆な予想ですが、それだけ期待が高まっていると言えます。

とはいえ市場規模が見えにくいマーケティング手法であるため、数字だけで判断してはいけません。それにSNSでインフルエンサーを起用した宣伝自体、まだまだ歴史が浅いのです。

詳しいデータや市場規模の予測については、「インフルエンサーマーケティングの市場規模【日本・海外】と今後の予測」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングはSNSを利用してエンゲージメントを獲得する

SNSのユーザー層とインフルエンサーのファン層は、比較的若い世代が多くターゲットが絞りやすいです。例えば株式会社博報堂の調査では、10代と20代の半数以上が「SNSは自分の暮らしに必要」答えています。

参考:Social Media Lab「【若年層のSNS利用状況関連の調査まとめ】 テレビは見ないがネット動画は毎日見る。若年層のネット利用状況とは?」

 

そしてフォロワー数が1万〜10万人ほどのマイクロインフルエンサーは、ファン層が若い世代ほど多いという結果です。だから特定のジャンルやユーザー層に刺さりやすいインフルエンサーマーケティングは、SNSと相性が良く強力な宣伝効果と販売促進に繋がります。

参考:PR TIMES「SNSを利用する10代の5割が、マイクロインフルエンサーをフォロー」

 

そしてSNSは、インフルエンサーとファンの相互コミュニケーションが可能なため、ユーザーからのエンゲージメントを計測しやすいという特徴を持っています。

エンゲージメントとは、ユーザーが企業や商品などに対して感じている愛着度のこと。インフルエンサーマーケティングにおいて重要な効果測定の項目であり、いいねやリツイート、コメントなどでその度合いを計測することが可能です。

それを踏まえた上で、主要なソーシャルメディアについてPR方法や効果測定(KPI)で重要な項目などについて解説します。

 

Instagramのインフルエンサーマーケティングの特徴とKPI

Instagramは、主に画像を中心とした投稿が活発に行われる場所です。そのためインフルエンサーマーケティングを行うには、写真でアピールポイントを伝えられる商品などが向いています。特に、インフルエンサーが商品を使っているところを前面に出すことで、「あの人が使っているなら私も」とファンの心を動かせるのです。

またInstagramで最も拡散されやすい方法は、ハッシュタグを活用した方法です。写真の様子やPRしたい文言、商品名などを記載することで、検索されやすくなり他の人が真似をして同様のハッシュタグを付けるのです。

画像以外にも、動画投稿やストーリー(24時間で内容が自動的に削除される投稿)などがあり、用途に応じて柔軟に使い分けることが可能です。

・主な訴求方法:画像・ストーリー・動画
・エンゲージメント:いいね、コメント、ハッシュタグ
・KPI:エンゲージメント率、リーチ数、CVRなど

 

twitterのインフルエンサーマーケティングの特徴とKPI

Twitterは、いいねやリツイートなどで簡単に情報が広まります。だからエンゲージメントは高まりやすいですが、直接的な販売促進に繋がるかはPRや宣伝内容次第です。そして匿名で書き込めるため、ユーザーの率直な意見を聞けます。それがたとえネガティブなコメントでも、マーケティングにおいては戦略の軌道修正や改善を図るための良いデータとなるでしょう。

これらの特徴から炎上やトラブルの危険性はありますが、間違った対処をしなければリカバリーも可能です。情報が拡散しやすい分、些細なミスが大きなトラブルにつながりかねません。投稿内容には入念なチェックが必要になります。

・主な訴求方法:理解しやすい文章、画像、動画
・エンゲージメント:いいね、リツイート、引用リツイート、コメント
・KPI:インプレッション数、エンゲージメント数、CVRなど

 

TikTokのインフルエンサーマーケティングの特徴

TikTokは、SNS単体としての宣伝効果や販売促進はあまり見込めませんが、Twitterなどの他のSNSと連動することで相乗効果が期待できます。特にTikTokのショートムービー作成機能を使ったコンテストや、#チャレンジというインフルエンサーとのタイアップ広告など、クリエイティブな企画でユーザーの興味関心をひくことが可能です。

こうしたイベントは若い世代に受けが良く、「目立ちたい」という若者の潜在ニーズをいかに引き出すかがポイントとなります。TikTokは、まだまだこれから伸びる可能性の高いSNSの1つです。

・主な訴求方法:動画、#チャレンジ
・エンゲージメント:いいね、コメント、ハッシュタグ
・KPI:再生数、エンゲージメント数、フォロワー数

 

YouTubeのインフルエンサーマーケティングの特徴とKPI

YouTubeは、基本的にタイアップ動画を打ち出すことになるでしょう。実際にインフルエンサーが商品などを使うことで、その使用感や具体的な使い方などを動画で詳しく宣伝できます。

YouTubeのインフルエンサーマーケティングにおける特徴は、依頼するインフルエンサーによって企画が180度異なるところ。商品についてわかりやすく説明する堅実派の人や、いかに面白いかを追求するクリエイター思考の人など人それぞれなのです。

身振りや手振り、トークや編集など様々な方法でPRできるため、テレビショッピングのように最もCVRに繋がりやすいソーシャルメディアと言えるでしょう。

・主な訴求方法:動画
・エンゲージメント:高評価、コメント
・KPI:再生数、再生時間、エンゲージメント数、CVR

 

ソーシャルメディアによって、様々な特徴があることがわかりました。さらに詳しく知りたい方は「SNS別インフルエンサーマーケティングの特徴や得意分野・効果の違い」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングの効果を高めるには?効果測定方法は?

インフルエンサーマーケティングの効果を測る指標は、KPIに設定するエンゲージメントCVRリーチなどの要素から判断します。

ですがマーケティングの目的が宣伝による認知度アップだと、利益に繋がる効果は見えづらいものです。そしてこれらのKPIは、同じ商品を同じようにPRしてもソーシャルメディアによって効果の違いがあります。それに商品とキャストの相性次第でも、マーケティングの効果は良くも悪くもなるでしょう。だから宣伝したい商品のイメージに合うインフルエンサーを起用し、PRに最適なプラットフォームを選択することが重要です。

これらの条件を全て満たせば、インフルエンサーマーケティングで高い効果が期待できます。

 

インフルエンサーマーケテイングではステマと思われないように注意

ステマはステルスマーケットの略で、企業がお金を払って依頼しているのにその事実を隠して宣伝する行為のことを指します。

これは企業やインフルエンサーのどちらもが、ユーザーからの信頼を失い炎上の元になりかねない危険な行いです。

そのためインフルエンサーマーケティングでは、投稿したコンテンツや動画の説明文にハッシュタグでPRを付け加えたり広告主を明記するなどのステマ対策が必要です。

“消費者等が媒体社により編集されたコンテンツと誤認する可能性がある場合や、広告であることがわかりにくい場合には、その広告内や周辺に、広告の目的で表示されているものである旨([広告]、[広告企画]、[PR]、[AD]等)をわかりやすく表示する必要がある”

“責任の所在を明確にするため、広告には、広告の主体者を明示すべきである。”

参考:JIAA「インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン」

せっかくのマーケティング施策を台無しにしないためにも、インフルエンサーと企業側がしっかりと話し合い、認識を合わせることで回避しましょう。

 

インフルエンサーマーケティングと相性の良い商品選び

インフルエンサーマーケティングと相性が良い商品は、PR方法がハマるとユーザーの購買意欲を刺激しCVRの向上に繋がります。

例えばファッション系のアイテムだと、モデル系インフルエンサーによる着こなしでさらに見栄えが良くなります。さらっとタイムラインを流し見するユーザーに対して、画像や動画の一瞬で魅力を伝えられることもメリットです。

さらに、女性の利用者が多いInstagramなどでレディース服を宣伝することで、的確にターゲットを絞ったマーケティングを展開できるなどの利点があります。

 

インフルエンサーマーケティングの効果測定方法

従来のマーケティングは主にCVRを中心としていましたが、インフルエンサーマーケティングでは目標達成に必要なKPIを他に設定する必要があります。

なぜならソーシャルメディアでは、いいねやコメントなどのエンゲージメントなどでユーザーの反応を数値できるからです。またインフルエンサーへの信頼感から、1人あたりの生涯的な支出額の指標であるLTVも高まる傾向にあります。

そしてこれらのKPIはソーシャルメディア毎に違いがあるので、詳しくは「インフルエンサーマーケティングの効果と正しい効果測定の方法」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングの成功事例・失敗事例

成功事例

参考:高橋愛さんのInstagram

元モーニング娘。の高橋愛さんとインスタグラマーhalnoさんのコラボ起用で、三島スカイウォークのPRを実施。とても綺麗な青空をバックに撮り方がわからない不思議なポーズの写真を投稿しており、Instagramにぴったりの宣伝方法です。

それに加えてユーザー参加型の「みんなのスカイウォーク 写真投稿キャンペーン」を行い、三島スカイウォークへの入場者数の増加に貢献しています。

 

失敗事例

参考:NikkieさんのInstagram

美容系インフルエンサーのNikkie氏が、Too Facedと共同で開発したアイシャドウパレットの宣伝をInstagramで実施。拡散自体は成功していますが、商品の質が低いことが仇となり多くの批判を受けました。この結果は商品の販売元であるToo Facedだけでなく、PRを行なったNikkie氏の信頼低下にも繋がっています。

この他の事例について詳しく知りたい方は「インフルエンサーマーケティングの最新事例集【日本・海外】2019年3月最新版」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングの費用感

インフルエンサーマーケティングは、

  • インフルエンサーのキャスティング費
  • ディレクション費
  • クリエイティブ制作費
  • マネージメント費
  • その他諸経費

などの費用で構成されています。なお、PRしたい商品とインフルエンサーとの相性なども重要です。

 

これらの具体的な費用については、代理店などで変動します。WEBサイトから資料請求や見積もりの問い合わせができるため、まずは相談してみましょう。具体的な金額などについて詳しく知りたい方は「インフルエンサーマーケティングの費用相場と費用を決める要因まとめ」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングの企業(代理店)の種類と相場感

インフルエンサーマーケティング企業は、大きく3つのタイプに分けられ、自社のニーズに合ったタイプを選ぶ必要があります。

  • 総合ディレクション型
  • プラットフォーム型
  • マイクロインフルエンサー特化型

1つずつご紹介します。

 

総合ディレクション型

まず最も一般的なものが「総合ディレクション型」です。

概要は下記のようになります。

・企画からディレクション、インフルエンサーの選定まで総合的にサポート
・専門知識やノウハウがない企業におすすめ
・料金は最も高い

初めてインフルエンサーマーケティングを実施する企業も、専門家が行なってくれるため安心して任せられるでしょう。

 

プラットフォーム型

自社である程度のノウハウを持っているなら、「プラットフォーム型」を選ぶものアリです。

概要は、このようになります。

・企業がインフルエンサーに直接オファー
・運用は基本的に自社で行うため、ある程度の知識やノウハウがある企業におすすめ
・ディレクション費などが掛からないので料金は抑えられる

いわば企業とインフルエンサーを繋ぐ、マッチングツールみたいなものです。仲介業者がいないか、少ないため、総合ディレクション型よりも料金を抑えられます。

 

マイクロインフルエンサー特化型

最後に「マイクロインフルエンサー特化型」のサービスです。

概要はこのようになります。

・特定のジャンルやユーザー層にターゲットを絞る場合に有効
・サービスによって総合ディレクション型かプラットフォーム型かは違う
・料金もサービスの内容でかなり変動する

 となります。

その名の通りマイクロインフルエンサーが多く在籍しており、「食」に特化したものや「大学生」のインフルエンサーのみが所属するサービスもあるのです。また、自社でインフルエンサーマーケティングを実施するのが最も難易度が高いので、初めて実施する場合は絶対に避けましょう

詳しくは「インフルエンサーマーケティング企業23選の特徴と実績・利用した企業まとめ」の記事をご参照ください。

 

インフルエンサーマーケティングのまとめ

インフルエンサーマーケティングの概要について解説しました。やはり従来のマーケティングとは違う部分があり、そう簡単にはうまくいかないことも出てくるでしょう。

しかし時代は移り変わっており、今やテレビとソーシャルメディアで触れ合う時間の長さは若い世代では逆転しつつあります。まずは実施する目的や成果を明確にし、商品に合ったインフルエンサー選びや実施するソーシャルメディアを決めるところから始めてみてください。

特にこれからインフルエンサーマーケティングを実施しようと思っている企業の方は、成功や失敗事例を参考にして具体的なイメージを掴んでから実践しましょう。

 

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そのほかのインフルエンサーマーケティング記事はこちら↓

インフルエンサーマーケティングの効果と正しい効果測定の方法

インフルエンサーマーケティングの最新事例集【日本・海外】2019年3月最新版

インフルエンサーマーケティングの市場規模【日本・海外】と今後の予測

インフルエンサーマーケティングの費用相場と費用を決める要因まとめ

SNS別インフルエンサーマーケティングの特徴や得意分野・効果の違い

インフルエンサーマーケティング企業23選の特徴と実績・利用した企業まとめ

 

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