【マーケティングプロ人材インタビュー】フリーランス毛利源太氏(副業開始時期:2018年12月)

【マーケティングプロ人材インタビュー】フリーランス毛利源太氏(副業開始時期:2018年12月)

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2018年12月から副業を始めた毛利源太氏は、今年29歳。Web領域を中心に、マーケティング全般を得意とする、キャリアとしては7年目の、プロの副業人材です。しかも、わずか数ヶ月で独立し、現在はフリーランスとして開業されています。

しかし、インタビュー時点で開業からわずか1か月であったにもかかわらず、毛利氏は「間違いなくサラリーマン時代の年収を上回る」と断言されていました。では、どうしてそんなことが言い切れたのでしょうか?

この「プロ人材インタビュー」シリーズでは、実際に「プロの副業」を通して副業案件を受けていただいているプロ人材の皆様に直接インタビュー。何故副業という働き方を選んだのか、副業を通じて何を得ているのか、実際の収入はーーといった、副業ワーカーやフリーランスの「リアル」をお届けします。

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副業は気軽に始めた

副業は気軽に始めた

ーー毛利さんは独立されて、フリーでマーケティング全般をやっていらっしゃると伺いました。

毛利氏:2018年12月に副業を始めて、2019年4月からはフリーランスになりました。おかげさまで、色々な企業様から引き合いをいただいています。そもそもWebマーケティング自体のニーズが大きいので、ある程度経験値があれば稼げる領域かと思います。

その他に、キャリアの中で広告代理店の事業立ち上げを2回経験していて、Web広告プロダクトの直接販売部隊を、Web専業の代理店にする責任者をしたり、スタートアップの代理店事業立ち上げを経験したりしています。その経験の中で代理店さんの知り合いも増えたりしているので、お声がけいただいてお手伝いすることもありますね。

 

ーー毛利さんがメインとされているお仕事は、特にどの領域ですか?

毛利氏:仕事として多いのは、広告運用です。コミュニケーション戦略の策定から始まって、全体のプランニングをして、そこから広告運用、実際に手を動かすところまでを担当させていただくケースが多いですね。最近はWebマーケティング全体のコンサルティングなども依頼をいただいているので、本当にWeb領域の上流から下流まで全部をやっています。

 

ーー副業を始められたきっかけは何でしたか?

毛利氏:フリーになろうか、転職しようか、今後のキャリアを考える上で1回副業もやってみるかと思って気軽に始めたのがきっかけでした。「プロの副業」でご紹介いただいたのが最初のお仕事でしたね。

 

ーー20代のうちに、転職ではなくフリーランスになろうと思われたのは、何かきっかけや目的があるのでしょうか?

毛利氏:もともと新卒の頃から、自分で起業したいとずっと思っていました。自分で稼いで商いをしていきたいとずっと思っていて、ようやく去年、知り合いと一緒に会社を立ち上げました。

そこで経営的な経験も積み、事業立ち上げも前々職から含めてやっていて、副業も始めたので、そろそろ自分で何かやれるかなと思って、個人事業主というかたちでスモールスタートしました。

 

ーー個人で商いをしたいという思い以外に、フリーランスや副業をすることで叶えたいことはなにかありますか?

毛利氏:事業目線で言うと、中小企業、特に良い商品をたくさん作っているけれど集客周りで困っている企業様がたくさんいるので、そういうところにWebマーケティングのノウハウをもってお手伝いすることで、光を当てたいという思いがあります。

今も中小の代理店さんや、中小の事業会社さんとタッグを組んでやらせていただいているのですが、もともと前々職からのキャリアも、基本的には個人の活動を手助けするようなサービスに従事していたので、個人のキャリアや中小企業をマーケティングの力でもっと伸ばすお手伝いがしたいと、ずっと思っていました。

 

ーー思いを叶えることが副業を始めた目的で、原点なのですね。サラリーマンを続けながら実現することは難しかったということですか?

毛利氏:長く広告代理店にいたのですが、どうしても売上至上主義、粗利至上主義のようになってしまうので、そうすると自分がお助けしたい顧客は注力対象から外れてしまいます。そういうジレンマをずっと抱えていたので、自分の思いが向いているところにちゃんとフォーカスを当てたいのであれば、もう自分でやるしかないと思いました

もちろん同じようなところにフォーカスしている他社もあるとは思いますが、どうしても構造上の問題があると思うので、そこを変えていくには個人でやった方が手っ取り早いですね。

 

ーーホームページを外注して作ってみたけれど有効な使い方もわからない、集客の課題は1つも前に進まない……というような企業はたくさんあります。

毛利氏:たくさんありますね。そういった企業は、優秀な人材の採用もまず間違いなく難しいと思います。マーケティング人材は売り手市場で、大手が引き抜きにかかっていますし。そんな中で給料を下げてでも中小企業の社員として入る奇特な方は、多分いないと思います。

そうなると、そういう中小企業はお金を払って代理店に頼むしかないのですが、その代理店も注力しない、という謎の構造になってしまっているので、個人の思いとしてその力になりたいですし、ビジネスチャンスがあります。そういう困っているところに対して、ハイレベルのWebマーケティングを提供できれば、ビジネスになるのではないかなと思っています。

 

フリーランスのスタートは事前準備が全て

フリーランスのスタートは事前準備が全て

ーーフリーランスは一般的に、軌道に乗るまではどうしても年収を下げざるを得ないということが往々にしてあります。毛利さん自身も結果的に、フリーランスになったことで「給料を下げてでも中小企業に入る奇特な方」と同じ感じにはなりませんか?

毛利氏:大丈夫です。全ては事前準備ですね。私個人の収入で言うと、サラリーマンは基本当月払いですが、個人事業主になると翌月末払いのところが多いというキャッシュフローの問題で4月(1か月目)は少し下がってしまいましたが、5月(2か月目)はサラリーマン時代の月給の2倍ぐらいまで収入が伸びました

具体的な準備としては、前職が融通の利く会社だったので、半年ぐらい前から準備のために契約を変えて、正社員から業務委託に変更する相談をしていました。そこで早速「プロの副業」で活動させていただいたり、まずフリーランスとは何かを知ったりするところからスタートしています。業務量を落として、リスクを下げながらフリーランスになり、「プロの副業」のようにスピード感があるところから案件をいただいてすぐに準備を始められたので、経済的な不安はありませんでしたね。

 

ーー本当に準備は大事ですね。粗利至上主義ではない個人になってみて、個人とサラリーマンの違いを実感していることは何かありますか?

毛利氏:良くも悪くも全部自分で考えて全部自分でやらなければいけないので、そこが一番大きな違いですね。時間の制約もありませんし、上司から号令がかかることもありません。自分がやりたいようにできます。その代わり、仕事も生活も、全責任を自分で負わなければいけません

 

ーーその責任に関して、重く感じることはありませんか?

毛利氏:意外と大丈夫でした。ファーストキャリアでサイバーエージェントグループの子会社にいたのですが、少人数での立ち上げを経験して、小さいところから自分の責任で色々やっていくキャリアを積んできた経験が大きいかもしれません。

あとは、今の時代、「正社員だから安心」という世界観ではないと思っています。色々な人が言っていると思いますが、自分のスキルが一番の安心材料になると思っていて、個人的にはまだまだですが、ある程度市場から求められるスキルは持っているので、その自信さえあれば、もし仮にうまくいかなくても、正社員に戻ることもできると思います。また、事業が駄目になったからといって、変なことをしなければ基本的に借金を負うこともありません。

色々な立ち上げを経験したことなど、自分がこの7年間で積み上げてきた経験で、なんとか食べていけるかなと思っています。

「個人」という働き方の実際に感じたメリット・デメリット

「個人」という働き方の実際に感じたメリット・デメリット

ーー経験を積む、スキルを磨くという観点でいうと、正社員として働くのと、個人で色々な責任を負って働くのと、どちらの方が良い環境だと思われますか?

毛利氏:スキルを磨くという意味では、やり方次第ですが、正社員の方が良いと思います。何もしなくても教えてくれる先輩もいますし、他の社員がやっている仕事の情報が入ってきますし、情報という意味では会社に属していた方が絶対入ってくると思います。実際入ってくる情報量は、やはり少し減りました。

ただ、個人として働く場合でも、周りから聞けば良いということもあります。事業も自己研鑽も、全部自分の行動次第で、やろうと思えば週4日寝ていることすらできるのがフリーランスなので、ちゃんと周りから情報収集して自己研鑽するのかどうかです。自己制御がちゃんとできれば、正社員とそこまで変わらない情報量は得られるかなとは思います。

 

ーー他に感じているメリット、デメリットは何かありますか?

毛利氏:受けられる仕事の量に関しては、個人だとやはり限界はありますね。大体年収2,000~3,000万円ぐらいが上限だと思っているので、私は完全に個人でやるということはあまり考えていません。

どうしても自分のリソースの範囲内でしか仕事ができないのと、リソースの限界が来るのが圧倒的に早いので、個人事業主としてはそこがデメリットかもしれないですね。ただそこまで行ったら法人にする選択になると思うので、逆にそこまで行けたら嬉しいなと思います。個人的には利益ベースで1,000~1,500万円ぐらいになったら、もう法人にしようかなと思っています。

 

ーーちなみに年収のアッパーが2,000~3,000万円として、今何パーセントぐらいですか?

毛利氏:ざっくり、半分行ったか行ってないかぐらいです。

 

ーーより多くのお仕事に取り組んでいかれるという事ですね。案件を獲得していく手段はもっと増やしていく予定ですか?

毛利氏:増やしてくというより、個人の発信力を高めたいなと思っています。案件獲得のベースとして、リファラル(紹介)や、「プロの副業」のようにうまくいったエージェントから紹介いただくルートもありつつ、イメージしているのはSNSです。やはり、営業が、会社の看板がないフリーランスの一番大変な所だと思うので。SNSを増やしたらもっと営業しやすくなりますし、逆に営業しなくても相談をいただけるようになるのではないかと思っているので、そういう状態にするのが、この1~2年ぐらいの目標ですね。

 

ーーまだフリーランスを始められて1ヶ月ですが、実際の働き方はどんな様子ですか?

毛利氏:1日8時間は働いていません。週何回みたいなやり方はあまりしていなくて、基本的にフルリモートでやっています。最初は週1常駐などの契約でも、安定していただけるようになってくると、リモートワークに切り替えられたりしますね。

いま私が個人で請けている案件で言うと、出社義務なしで自由な時間に働いています。請けた案件も結構効率化しているので、波はありますがベースで発生する業務自体は週2~3日、それぞれ4~5時間働けば終わりますね。

 

ーーそのスタイルは、しばらくは続けて行けそうですか?

毛利氏:そうですね。今後は知り合いの代理店さんの新規ビジネス立ち上げをお手伝いする予定なので、そこが入ってくると少し忙しくなると思いますが、基本的にはこのスタイルを続けようと考えています。

 

何があればフリーランス/副業マーケターとして働けるか?

何があればフリーランス/副業マーケターとして働けるか?

ーーここまで伺ってきた毛利さんのようなご経験と人脈があれば、フリーランスや副業のマーケターとして個人で戦うことは可能だと思いますか?

毛利氏:副業のマーケターなら、自分に他者と差別化できる能力があって、案件を振ってくれるところさえあれば大丈夫です。人脈はそんなに要らないですね。今は「プロの副業」みたいな案件を紹介していただけるところも増えているので、副業からまずは始めてみたい、という方は、継続できる能力と時間さえあれば稼げると思います。

ただ、月100万円というレベルになろうとすると、これはもうビジネスの世界になるので、人脈も必要だと思います。フリーのマーケターとして動くなら、もちろん人脈も必要ですし、時給を上げていこうと思ったらリファラルで行った方が良いと思います。

 

ーー新しく、マーケターとしてフリーランスや副業でやってみたいという方に、毛利さんがアドバイスをするとしたら、まず何をアドバイスしますか?

毛利氏:目標次第ですが、とりあえず始めてみたい、経験してみたい、という話であれば、紹介してもらえるところに行ってみたら良いという話をします。サラリーマンの月収30万円とか40万円とかを副業収入で例えば倍にしたいです、ということでしたら、まず正社員としての労働時間を確認します。

 

ーー残業で忙殺されていたら、副業はとてもできないですか?

毛利氏:できないですね。睡眠時間が3時間とかで良いのであれば、深夜12時まで働いていたとしても、そこから3時までやればいいんじゃないですか、と言えますが、そんなことを続けていたら体を壊しますよね。ですからまずは体を壊さない程度の時間があることが前提で、「収入口の1つとして副業紹介サービスを使うのは有り」だと言うと思います。紹介いただいてある程度安定して続けていれば、供給もどんどんしていただけると思いますし。手数料が発生してしまうのでできれば他のルートもあった方が良いとは思いますが、安定した案件供給ルートがあるだけで収益が安定しますから、積極的に使ったほうが良いですね。

 

ーーマーケターに限らず、副業やフリーランスとして働くのに向いている人、いない人というのはありますか?

毛利氏:自走できるかどうかですね

 

ーー誰かに指示されなくても自分で考えて動ける人かどうか、ということですね。

毛利氏:副業したいなと思ったら、今の働き方を見直してみた方が良いです。特に社内で色々言われて嫌だなとか思いながら指示を受けて働いている方は、あまり向いてないかなと思います。自分で考えて自分で動ける方が副業やフリーランスには向いていますね

契約をもっと継続させようと思ったら、クライアントが求めている以上のことをやらなければいけません。ずっと期待値を超え続ける必要があると思っているので、その期待値を超える努力を怠らない人、その期待値はどうやったら超えられるだろう、と自分で考えられる人が向いている人で、それができない人は向いてない人かなと思います。

私も昔はできませんでしたが、だいぶ鍛えられて、今はできるようになりました。

 

ーー最後に、ご自身のキャリアとして今後どうなっていきたいかのイメージはありますか?

毛利氏:働き方という意味で言うと、そんなに決めていません。同じビジョンを持った仲間がいるところであれば、また社員に戻ることも大いにあり得ると思います。好きなことをやり続けられる環境を自分で作っていきたいというのが、一番の欲求で、あとは生活に困らないぐらいのお金があればいいかなと思っています。

 

――毛利さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!フリーランスの良いスタートには準備が全てで、そもそも体を壊さない程度に時間があること、自走できること、など、必要な要素が整理できました。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します!

 

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