by大村昂太朗
【企業インタビュー】「プロ人材は事業のPLにダイレクトに貢献する」株式会社NewsTV様
- 仕組みをゼロから構築、DSP配信の利益率が約150%改善
- 課題と要望を簡単に伝えただけで、ずっと手つかずだった細かいデータ解析ができた
- 教育コストをかけず社員なら採用できないレベルのスキルが保証されている人材を獲得
企業のニュースを動画コンテンツにしてターゲットに配信するビデオリリース事業「NewsTV」をメイン事業とする、株式会社NewsTV(ニュースティービー)。
2015年の設立から5期目にして、拡張現実映像提供システムなど広告配信に関して取得している特許はなんと5つ。
日本一のPR会社・ベクトルを親会社に持つ最先端の動画広告ベンチャー企業です。
正社員数約60人に、業務委託などのスタッフなどをあわせて総勢80人弱。ここに、ハイスキルシェアリング「プロの助っ人」からデータサイエンティストのフリーランスプロ人材Kさんが業務委託人材として参画しています。
今回は同社取締役の大寺高義さんに、副業社員を実際に運用してみての使用感などをお伺いしました。
ビデオリリース配信サービスNewsTV
https://newstv.co.jp/about/
事業のPLにダイレクトに貢献
御社の事業内容について教えてください。
大寺さん:いわゆるプレスリリースは、メディア関係者や社内の関係者などが主に見ていることが多いですが、NewsTVはユーザーに直接コンテンツをお届けします。
PRの場合、どんなにリリースを打っても結局メディアに露出されるかどうかわかりません。
露出されても、取り上げられる情報がメディア都合で編集されてしまうので、企業の伝えたいことがなかなかエンドユーザーや、ターゲットに伝わらないという課題がそもそもありました。
そこで、それを動画コンテンツにしてメディアではなく、直接ターゲットに届けようという発想からスタートしている事業です。
デジタルマーケティングにおける動画の重要性がますます上がって来ている中で、最先端の事業ですね。どのような背景で「プロの副業」の導入を決められたのでしょうか。
大寺さん:動画広告の配信インフラを一通り揃えていて、そこから動画のコンテンツや広告を配信しているのですが、広告配信結果のデータ解析は手つかずの状態でした。
やらなければいけない課題感はありつつも、採用も難しく、外部のデータサイエンティストに依頼すると1人月200万円もかかってしまうこともあって、後回しにしてきた経緯があります。
そんな時に、日頃お取引のあったホールハートさんに凄い人材がいるとご提案いただいて、はじめて副業人材という選択肢があることを知りました。
副業はなんとなく世の中で盛り上がっているな、というぐらいの認識だったので、送られてきたレジュメを拝見して、あまりにもスペックがハイスペック過ぎて書面だけではわからず、とにかくすぐに会いたいといってお会いしました。
副業社員を重要な所に入れるような選択は本来なかったのですね。データサイエンティストのKさんは2019年の3月から約8か月(インタビュー時点)、御社の業務委託として契約し続けていますが、導入してみて率直にいかがでしたか?
大寺さん:凄かったです。
最初は「こういうところが課題で、こういうことを分析したい」と簡単にお伝えしただけでしたが、データの細かいところまで掘っていただいて、事業のPLにダイレクトに貢献する開発もすぐにしていただきました。
そんなところまで分析してくれるんですか、と思うようなところまで課題設定をしてもらっていますね。
毎週特にこちらで指示を出すことなくアップデートしていただいているので、すごく助かっています。
プロ人材Kさん自身が推進力を持って、ご提案している形ですか?
大寺さん:そうですね。毎週レポーティングを出していただいているのですが、物凄く秀逸なものになっています。
弊社のデータを見て配信のアルゴリズムまで作ってもらっていて、今はそれが実際に利益を創出する構造になっています。
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「社員では絶対採用できないと思う」
プロ人材とやり取りをするうえで、気をつけていることは何かありますか?
大寺さん:基本的には業務委託なので、ご自分のペースでやっていただいてあまり余計なこと言わないようにするのは大原則ですが、なるべく背景や目指したいものをお伝えするようにしています。
課題をお伝えした上で進めていただく形をとっていまして、優秀な方なので飲み込みが早くて、1つ言うと10ぐらい理解いただける感じですね。
他の業務委託の方は、どのような職種でいらっしゃるのでしょうか?
大寺さん:データサイエンティストはKさんだけで、その他の方は開発です。
決裁やハンドリングは私たちの仕事になりますが、エンジニアを社員で雇用すると、教育コストが大きくなってしまうので勿体ないなと思っています。
それに、一口にエンジニアと言っても得意不得意があるので、必ずしも弊社が作りたいものを作れるわけではありません。
それなら、多少費用が高くてもスキルが保証されている方にお願いした方が確実だと思っています。
スキルが保証されていて教育コストがかからないというのは、大きなポイントですね。他の業務委託のスタッフの方々との違いを感じることは何かありますか?
大寺さん:一般論としてですが、通常業務委託に仕事を依頼する時は、1から10まですべてこちらが設定して指示して、進捗を見ていく必要があると思っています。
しかし、今お願いしているKさんは、背景だけお伝えすれば組み立てていただける方なので、その必要がありません。
報告を待っていればよいだけなので、自走できるかどうかの差は大きいですね。
あとは、知識がずば抜けています。アドテクノロジーも、統計解析もプログラミングもできるので、言うことありませんね。
広告運用チームの責任者とやり取りをしてもらっていますが、その者も絶賛しています。費用対効果は物凄く安いと思いますね。
差支えのない範囲で、実際にどれくらい成果が上がったのでしょうか?
大寺さん:詳細はお伝え出来ませんが、仕組みをゼロから構築していただいて、劇的に効果が上がっています。
DSP配信の利益率は150%改善ぐらいまでいっていますね。
逆に困ったことなどはありませんでしたか?
大寺さん:よくあるパターンとしてコミュニケーションなど業務と関係ないところで問題が起きてしまう方もいますが、Kさんには、その辺はうまくやってもらっています。
「プロの助っ人」を導入していただいて、一番良かったことといえば何でしょうか?
大寺さん:できていなかったデータ分析をしてもらって、短期間でPLに貢献してもらっているところですね。
契約期間3か月からスタートして、すでに3回目の契約延長をいただいております。「プロの副業」に対して、データサイエンティストKさんに対して、今後ご期待いただいているのはどのようなことでしょうか?
大寺さん:事業がこの後も大きくなっていくので、データは今後ますます蓄積されていきます。
サービスラインナップも増やしていけると思いますので、その部分で人の頭では考え付かないこと、運用しきれないことは、今後も引き続きパートナーとして一緒に作っていってほしいですね。
いなくなられると結構困ります。
本来ならそれは、正社員として雇用したい業務ですか?
大寺さん:できれば社員でいていただきたい一方、開発と足並みを揃えていかないといけないので、どうしてもアイドリングタイムが発生してしまいます。
そう考えると、業務委託がお互いにとって一番良いのではないかと思います。
ただ、Kさんのような方はそうそういません。社員では絶対採用できないな、というのが、正直な感想ですね。
大寺さん、貴重なお話しをお聞かせいただきありがとうございました!副業/複業という形だからこそ希少な人材をアサインできて、事業のグロース、PLに大きく貢献できた事例でした。NewsTV様のますますのご発展を、お祈りしております!
<こんな方におすすめです>
- 経営課題にマッチしたプロ人材が見つからず、課題が前に進まない
- ようやく見つけても、高額な年収がネックとなってしまう
- いざ採用して、もしも期待値以下だったらどうしよう、と不安になる
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人件費はできるだけコストカットしたい。
しかし現状の社内の戦力だけでは経営課題の解決は難しい。
そんなときに「ピンポイントで助っ人に力を借りる」活用が、成長企業を中心に始まっています。
このような経営課題でお悩みの企業様は、是非ハイスキルシェアリング「プロの助っ人」にご相談ください。
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