by大村昂太朗
ブランディング戦略のスキル・職務経験を活かした副業を解説!
このページでは、ブランディング戦略の領域で職務経験を積み重ねてきたプロフェッショナルの方々が、その経験を生かして
- 具体的にどんな副業を行える可能性があるのか?
- 副業をすることのメリットはどこにあるのか?
について、まとめています。
ブランディング戦略領域のプロフェッショナルの力を借りたいと考える企業が、いま増え続けています。この領域はまず人材の供給が少ない(ブランディング経験者が少ない)うえに、ますます需要が高まってきているのです。
そのため、転職市場に求人を出してもなかなか採用ができないケースも多く、そのため「業務委託などで副業やフリーランスのブランディング戦略のプロフェッショナルに力を貸してほしい」と考える企業がどんどん増えてきています。
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目次
ブランディング戦略の経験を副業で活かせる背景
なぜいま「ブランディング戦略」への需要が高まってきているのでしょうか?
長期のデフレで苦戦している企業
日本経済は、長期に渡って厳しいデフレ下に置かれています。高いものが売れず、それどころか製品やサービスをその価値に見合ったまっとうな価格で売ることすら非常に難しい状況にあります。
そのような経済状況下で、「どうやったら自社の製品・サービスの価値を正しく表現し、価値ある製品・サービスとして際立たせ、その価値に相応しい価格で買ってもらえるようにできるか」について、日本中の企業が悩み続けているのです。
そのため、「ブランディング戦略のプロの力を借りたい」「副業でもよいから是非来てほしい」と考える企業が増え続けています。
特に、長い歴史や伝統、特筆すべき技能や技術、独特な個性や特徴を有しているものの、きちんとしたブランディングができておらず窮地に陥ってしまっている企業が、副業求人を多く出し始めてきています。
東京圏以外の地域に拠点を置いている中小企業の「ブランディング戦略の策定と実行を手伝ってほしい」という声は特に強く、ローカルな個人商店・個人事業主(個人工房)、個人で高度な技能を有する職人さんらも、同様の強いニーズを持っています。
地方自治体や地域の需要
副業としてブランディング戦略の策定と実行を手伝ってほしいという需要を持っているのは、企業・個人事業主ばかりではありません。
生き残りをかけて、さまざまな地方自治体がブランディング戦略の策定・組み直し・実行強化の推進に着々と取り組みはじめています。
都道府県や市町村レベルにとどまらず、地域レベル、商店街レベルでも強い需要がありますし、さまざまな公益団体・特定非営利活動法人も、自分達の活動を正しく伝えるためのブランディングを、副業など助っ人としてのプロ人材に手伝ってほしい、という声をあげ始めています。
個人ブランディングの需要
現代は副業の解禁が進み、会社員が会社の枠を飛び出して個人のプロフェッショナルワーカーとして一斉に市場に流れ出し始めている時代です。
このため、自分自身の価値を正しく伝えていくために「しっかりとしたパーソナルブランディングをしていきたい!」という方が、いま急増しています。
このように、ブランディング戦略のスキル・職務経験を持つ方は、「引く手あまた」です。徒に広告費をかけてはいられない今、副業の可能性が満ち溢れています。
ブランディング戦略の副業をするメリットとは?
ここで重要なことは、「ブランディング戦略の領域での職務経験を活かして副業をするメリットは何か?」ということです。では、どんな副業を選択することが最もメリットにつながるのでしょうか?
副業をするメリット
お金を稼ぐことも重要ですが、あくまでも副業で本業がある以上、割ける時間も限られてきます。その中で得られる報酬は、どうしても限られたものになってしまいがちです。
副業の対価報酬の設定方法にはさまざまなバリエーションがありますが、日当換算で概算されることも多いものです。
本業でも立場があり活躍されておられる方にとっては、副業に避ける時間は、平日の朝ないし夜の1日あたり1時間弱、加えて、週末のどちらか1日、ぜんぶあわせて、正味月5日~6日程度、というところが現実的なラインでしょう。
仮に、日当15,000円換算で計算すると、月75,000円~月90,000円程度です。ただでさえ忙しい毎日を切り詰めて平日1日1時間弱の時間を捻出し、おまけに、貴重な休日も半分潰して働いて、月75,000円~月90,000円程度です。「お金を稼ぐ」ことだけをメリットとして考えるならば、副業を「メリット」して考えられる方は少ないかもしれません。
本来であれば、「ブランディング戦略策定~実行推進」という、「決まったことをこなす<作業(ジョブ)>)」ではない、「何をするべきかを考える<仕事(ワーク)>」に対する報酬は、その成果に応じて支払われるものであるべきですが、なかなか、それは難しいのも現実です。
「ブランディング戦略」のような高度に創造的な仕事であればなおさら、「増加した利益のX%相当を、将来のY年間にわたり支払っていただく」、もしくは、「株式を割り当てて頂く」、というような形がいちばんなのでしょうが、そのような形で報酬を設計することは、現実的には、なかなか難しいところでしょう。
実際のところは、日当ベース(ないし、「月X回の定例ミーティングへの参加を条件に、月X円」というような「月給ベース」)で報酬が支払われることが多いようです。
そのため、ブランディング戦略の領域での副業を考えるにあたっては、その高度な職能に応じた「相応の金額」を報酬として得られる案件をしっかりと選ぶか(まさに、自身の価値を守る「ブランディング」です*)、もしくは、「お金以外の価値」を、メリットとして見出せる案件をしっかりと選んでいく必要があります。
*案件として市場に対してオープンになっているものは少ないですが、中には「実質的な稼働時間が少なくとも、創造するアウトプットの質と、期待できる成果を鑑みて、相当な金額を報酬として用意してくれている副業案件」も、ないことはありません。こうしたものは、非公開求人として動いているものも多いため、専門性の高いエージェントを活用することが副業選びの大きなポイントになるでしょう。
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ところで、「お金以外の価値」として、副業に、どのようなメリットが考えられるでしょうか?
大きく、2つの軸が考えられます。
-
A.自分自身のスキルアップ、キャリアアップにつながる貴重な経験が得られる副業。すなわち、本業にも「よい循環」を生み出していくことができる副業。そして、将来の独立の可能性や、退職後・定年後の収入源確保などに結び付けていくことができる副業。
-
B.その副業自体に、強い「やりがい」、社会貢献性を感じることができる副業
の、2つの軸です。
(A)自分自身のスキルアップ、キャリアアップにつながる貴重な経験が得られる副業
まず、(A)の観点について、考えてみましょう。
いくら「引く手あまた」だからといって、頼まれるがまま、何でもかんでも引き受ければいいかというとそうではない、ということは、ブランディング戦略の領域で経験を積んでこられたプロフェッショナルの方々にとっては自明なことでしょう。
「安い副業」は、しないほうがよいのです。
ここで「安い」というのは、単純に、金銭的な報酬が安いかどうか、を意味しません。自分の価値を安売りしてしまうことになる、もしくは、「ブランディング戦略領域のプロフェッショナルである」という、自分自身の価値を棄損してしまうことになりかねないような副業であれば、しないほうが望ましい、ということです。
あまたある副業案件の中には、ブランディング戦略を深く理解していない企業からの依頼もあるものです。
わかりやすい、目に見える「成果物」ありきの仕事、それどころか、「予算消化」ありきの仕事、最悪の場合に至っては、担当者の「私は仕事しています」アピールのための仕事としてブランディング戦略を推し進めようとしている企業(もしくは地方自治体等)からの依頼も、残念なことに、少なからず存在していることも事実です。
仕事を引き受けたところ、「とりあえず、「かわいい」キャラクターをつくってほしいのです」「とりあえず、「わかりやすい」スローガンやイメージソングをつくってほしいのです」……というようなことをいきなり言われてしまって、唖然としてしまうようなこともあるわけです。
これでは本末転倒です。目的を見失って、ただ手段だけが先行してしまっているわけです。貴重な時間を割いて副業をするわけですから、やはり、ブランド価値を高めるための本質的な仕事を行い、きっちりと成果をあげて、それを、自分自身の「経験」として血肉にしていくことができる、そのような案件なのかどうかを、鋭く見極めていくことが重要でしょう。
では、どのような副業であれば、自分自身のスキルアップ、キャリアアップにつながる貴重な「経験」が得られる副業となりうるでしょうか?
(A1)対価報酬の金額とは関係なく、「じぶんは、こんな仕事もしてきたのです」と言えるようにするための副業。自分自身のブランドを構築(あるいは強化)するために、意義のある副業
まずは、上記「A1」のようなパターンの副業が考えられます。そのために、社会的な知名度が高い案件、もしくは、難易度の高い案件に従事して、成果を出したことを誇れるような仕事を選んでいくことが大切です。
その意味では、副業において、「副業だから、手堅く稼げて、いままでの経験値を活かして簡単に成果を出せる案件がいいな」と考えていては、このようなメリットは享受できません。むしろ、自分自身にとっても「チャレンジングな案件」にこそ、挑戦すべきであると言えるでしょう。
この観点では、次の点を最初にしっかりと確認しておいたほうがよいでしょう。
- 仕事の成果物と共に自分の名前が表に出るか
- 職歴やポートフォリオ等に表示しても良いか
- 著作者人格権、著作権についてはどのように処理されるか
プロの副業であるからには、こうした点をしっかりクリアにしておくことが望ましいと考えます。受任する前の最初の段階で、認識をすりあわせておくことが重要になるでしょう。
(A2)自身の職能を広げていくことができる副業
次に、上記「A2」のようなパターンの副業が考えられます。本業に専念しているだけでは得られない新しい経験を積み、本来的な意味での「職能」を広げていくことができれば、それもまた、副業のメリットであると言えるでしょう。
例えば、自身が経験を積んできた世界とは異なる業種・商品カテゴリーにおけるブランディング戦略策定の経験を踏むことで、あなた自身が、自分でも知らぬ間に固めてしまっていた、あなた自身の「方法論」を、客観的な目で見直して、磨き直すことができる、とてもいい機会になり得ます。
また、ブランディング戦略の領域を踏み越えて、経営戦略・事業戦略の領域にまで踏み込んでいくような副業にチャレンジしていくことも、あなたのキャリアを発展させていくための、とてもいい機会になり得ます。
「ブランディング領域を中心とした、ストラテジー全域についての副業求人」を探すことで、これは実現できます。このような副業を経験することにより、事業戦略そのものに、より深く踏み込んでいくための職能を身につけていくことも可能になります。
- そもそも「強み」がないですよ。
- そもそも「なんのために」この事業をやっているのですか?
- そこにこだわらず、この事業をやめて、御社の真の「強み」を生かして、新しくこうした事業をやられたらいかがですか?
こうしたところまで、踏み込んだ戦略提言ができるようになれるのです。
時と場合によりますが、「延命措置」としてのブランディングを行うのではなく、踏み込んだ事業戦略を策定・実行したほうが望ましい場合もあります。
あなたが切れる「カード」を増やしておくことは、ブランディング戦略の領域におけるプロフェッショナルとしてのあなたの価値を、結果的により高めていくことにつながるでしょう。
(B)やりがい、社会貢献性を感じることができる副業
次に、(B)の観点について、考えてみましょう。
お金のためでもなく、自身のキャリアアップのためでもなく、その副業をすること自体に、大いなる喜びを感じられるようであれば、それは大変に幸せなことです。
自分自身がライフワーク、ないし、趣味としている領域に関しての、仕事をする。
自分自身の出身地、もしくは、第二の故郷とでも呼べる土地、大好きで何度も通っている観光地に関連した、仕事をする。
他にもさまざまな、パターンが考えられます。
ブランディング戦略の策定と実行支援を通じて、いつも自分に対して喜びと幸せを与えてくれてきた存在に対して、逆に恩返しができたなら、どれだけ幸せなことでしょうか?
このように、副業を通じて深い充足感を得ていくことは、本業にも、プラスになっていくはずです。
まとめ
いまニーズが非常に高まってきており、多数の求人が存在するブランディング領域における副業ですが、あなたにとって「価値のある」副業を見つけ出そうとするなら、それは簡単なことではありません。
世の中に存在する副業支援サービス・副業情報サイトは、その多くがいわゆる「作業者」を集めることに主眼を置いたものとなっています。
しかしブランディングをはじめ、マーケティングや広告、クリエイティブの世界は、非常に特殊な世界なので、典型的な「求人サイト」のテンプレートには、情報が乗りにくいのです。
そのため、こうした特殊な領域に強く、あなた自身の「ブランド」を正しく理解・尊重してくれ、プロにとっての価値ある副業をコーディネートしてくれるプロのエージェントを活用することが、あなたにとって価値のある副業を実現するためのいちばんの近道となります。
いま世の中が、ブランディング領域のプロであるあなたのチカラを求めています。「あなたにとっても価値のある副業」を実現し、世の中の期待に応えてみませんか?
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