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副業情報

by大村昂太朗 大村昂太朗

30代の社会人のお金の使い方、必要になるお金が気になるアナタに!

30代の社会人のお金の使い方、必要になるお金が気になるアナタに!

30代は長い人生の中の一つの節目です。
まだ独身の方の多い20代に比べて、30代では多くの人に結婚、出産、子育てなど様々なライフイベントが待っています。
この記事では各ライフイベントや趣味に実際にどれくらいの費用がかかってくるのか?資産は増やせるのか?今の趣味を続けていけるのか?など、30代のリアルを様々な角度から検証していきます。

30代の平均年収は?

まずは、収入のことからご紹介します。
30代の収入額はどれくらいなのでしょうか。
国税庁が実施している民間給与実態統計調査(令和2年度)を参考に、30代の平均年収について調べてみました。

30代前半の平均年収は 400万円(男性の平均が458万円、女性の平均は309万円)
30代後半の平均年収は 437万円(男性の平均が518万円、女性の平均は317万円)

この数値はすべての業界を含めた平均ですが、やはり男性の方が収入が多いことがわかります。
また、男女ともに30代の前半よりも後半の方がやや収入が上がる傾向があるという結果になっています。

趣味に掛けられる金額は?

次に、30代の社会人のお金の使い方について調べました。まずは趣味についてです。
結果として30代はキャリアが長くなることから若い時と比べて収入が増えることもあり、趣味にお金をかけている人も多いことがわかりました。
どのような趣味が多いのかも気になるところですが、趣味への支出額で上位にランクインしているのは、「SNS」「読書(ネットダウンロード含む)」「スポーツ(ジムなど)」などでした。
Facebookやインスタグラム、LINEなど、スマートフォンで簡単にアクセス・発信できる趣味が上位になっていることがわかります。これは10代後半からネット環境に親しんできた30代ならではと言えます。
SNSを使うには端末が必要になります。
現在ならスマートフォンからアクセスするのが主流です。スマートフォンを維持することにも料金がかかりますが、携帯料金に掛かる支出は一体いくらくらいになるのでしょうか。
総務省統計局では家計調査を毎年行っており、どの目的にどれくらいの金額を使っているのか、品目ごとの金額を世帯別・性別・年齢別にまとめたデータが紹介されています。
ここで2016年のデータを見ると、携帯料金の月額平均は6,400円となっています(単身世帯・男女・34歳以下)。
スポーツジムに通うのに必要な金額を月額1万円程度と考えると、SNSのようなスマートフォンを使っての趣味は金銭的にも非常に手軽で、30代の男女が楽しみやすいものになっています。

30代の資産運用は?

前項では趣味への支出額をご紹介しました。
SNSやスポーツなどが上位にきており、仕事以外の楽しみを30代でも維持できそうです。

しかし、年を重ねると共に稼いだお金を趣味だけに使うというわけにはいかなくなってきます。
30代は、将来に備えた資産の運用も徐々に考え始める年代でもあります。
参考データによると、30代の資産割合は下記のようになっていました。

預貯金 61%
保険 21%
有価証券 12%
その他金融商品 6%(金融資産の保有金額は379万円)

20代と比べると、資産の中での保険と有価証券の比率が大きく上がります。
将来を見据えて、貯金だけではなく投資信託や株などを始める方が増えてくる傾向がある事が分かります。

このように手元にあるお金を自分で使うだけではなく、運用して増やすという考えが出てくるのも、30代の特徴です。
とはいえ、投資には難しく敷居が高いものというイメージが付きまといます。
どのような商品があるか考えていきましょう。

投資というと難しく考える人も多いものですが、30代におすすめの運用方法があります。
年齢が高い世代の場合、「ホーム・カントリー・バイアス」と言って、自国の株のみを買う傾向があります。
しかし、まだ若くて冒険のできる30代なら、新興国で今後の成長が見込めるインドやASEANの国々にも目を向け、世界中の株を対象に運用する「バランス分散投資」がおすすめです。

政府も投資による運用を推奨しており、iDeCo(個人型確定拠出年金)や、NISA(少額投資非課税制度)など資産運用で得た利益への課税を免除される制度を充実させてきています。
これらをうまく活用すれば、さらに効率的な資産形成が可能になります。
これからの30代の皆様には早めに投資を始めてみることをおすすめします。

また、保険加入者の増加も見逃せません。20代のうちは「保険なんて」、と考えていた人も多いかもしれません。
しかし30代になると病気やケガへの不安が高まることから、加入者が増える傾向にあります。
最近では、会社を休んでいる間の給与を保証するオプションが付いている保険もあり、入院中も安心して治療できるようになっています。

30代の貯金事情

資産運用の重要性をご紹介しましたが、運用するには元手が必要です。貯金についてはどうでしょうか。30代の収入に対する貯金の平均と中央値は、以下の通りです。

(金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」各種分類別データ 統計表のNo.4より)

30代の平均年収は400万円代であるため、参考になるのは300〜500万円未満の欄になります。ここでは金融資産保有額の平均値が801万円、中央値は100万円となっています。

またここから、高額所得者を除く全体の傾向として、平均値は概ね年収に近く、中央値は概ね年収の半額程度です。これらをご自身の年収に当てはめ、もし数字が低めの場合は、貯蓄への意識を高めた方が良いかもしれません。

ライフイベントで大きく代わる30代の人生

30代になると、20代以上に必要となるお金が増えていきます。それは、大きなライフイベントが起きる可能性が高いからです。そのライフイベントとは、結婚と子育てです。

結婚したらいくらかかる?

最近では適齢期という観念も薄まりましたが、2017年の統計では男性が平均31.1歳、女性が平均29.4歳で結婚をしており、年々、晩婚化が進んでいます。

では、その費用内訳を見てみましょう。

挙式・披露宴の費用の平均は、354.8万円です(2017年全国平均データ ゼクシィ調べ)。

内訳は、挙式・料理・引き出物・衣装代・撮影代と、多岐にわたっています。たった半日のイベントでこんなに?と思われた方も多いと思いますが、さらに、結婚は挙式費用だけではありません。結婚に関わるその他の費用を下にあげます。

婚約関連の費用 159万円(結納や指輪など)
式後にかかる費用 72.7万円(ハネムーンなど)
新生活にかかる費用 72万円(新居費用など)

これらの費用を足すと658.5万円となります。
夫婦2人で折半しても、300万円以上を負担することになります。
貯蓄の中央値の150万円では完全な赤字になってしまう数字です。

但し、実際には貯蓄以外に、招待客からのご祝儀と親からの援助をプラスした金額がふたりの結婚資金になります。地域によって金額の差はありますが、都道府県別の調査では、72.9%〜85.1%の人が、結婚に当たり、親から援助を受けています。
結婚が決まったら、まずは親を味方につけて、新生活の準備に取り掛かるのが現実的と言えます。そのためには、自分たちのやりたい結婚式だけを夢見るのではなく、親の意見も取り入れて挙式を行うのがおすすめです。

子育てにかかる費用は?

次に大きなお金が掛かるイベントに、子育てがあります。

少し古い情報ですが、AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」によれば、出産から大学卒業までの22年間における養育費は、約1,640万円と試算されています。

内訳は以下の通りです。

出産、育児費用 約91万円
子供の食費 約671万円
子供の保険医療、美理容費 約193万円
子供のおこづかい額 約451万円
子供の私的所有物代 約93万円

もちろん、この費用は子供が生まれてから22歳になるまでの費用なので、30代でいきなり必要になる金額ではありません。
しかし問題を先送りにして、今必要なお金だけでカツカツな状態で子育てに入ると、その後は厳しい生活が待っているでしょう。
また、子育ての中で無視できないものが教育費です。特に子供を公立に進学させるか私立に進学させるかによって、必要な金額が変わってきます。

文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校3年生までの15年の学習費の総額は、公立で合計約542万、私立では合計約1,771万となり、実に1,000万円以上の差があります。

さらに大学に進学する場合は、国公立で484.9万円、私立文系で695.1万円、私立理系なら879.7万円も必要になり(日本政策金融公庫「平成28年度 教育費負担の実態調査」)、合計で約2,670万円〜4,290万円にもなります。

自分はずっと公立だったから子供も公立で良いという考え方の方も多いかもしれません。
教育方針により途中で「やはり私立に行きたい」と考えが変わったり、公立の高校に落ちて滑り止めの私立に行くことになった、ということはどこの家庭でも起こりうる話です。

どこに進学するにしても大きな金額が掛ることに違いはありませんので備えをしっかりしておきたいものです。

まとめ

30代のお金の使い方やイベントごとの支出額をご紹介しました。
30代になると給与が増える一方で、結婚・出産・育児など、様々なライフイベントに遭遇します。

結婚したら共働きをするのか、趣味への出費はどうするのか、どんな投資方法を取り資産運用しどのように貯金を増やしていくか、人によって答えは様々です。

いずれにしても、30代はお金と向き合うタイミングが多くなります。
早いうちからご自身の今後のライフプランを設計しておくことによって、より充実した日々が送れることでしょう。

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大村昂太朗

大村昂太朗

この記事を監修した人 大村昂太朗 株式会社リアステージ プロシェアリング事業責任者兼プロテンマガジン編集長

2020/4の新卒配属時から一貫して総合人材支援会社、株式会社リアステージに従事。 1年目から新卒周りで事業の立ち上げと責任者を担い、2年目にインターン事業を立ち上げ。3年目のタイミングで新卒から副業領域にキャリアチェンジして、プロシェアリング事業の立ち上げ、責任者を務める。