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by大村昂太朗 大村昂太朗

インフルエンサーマーケティングの費用相場と費用を決める要因まとめ

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インフルエンサーマーケティングを行う際に掛かる費用は、人件費以外にも様々なものがあります。それらの金額を全て含めると、意外と費用が高くなってしまうこともあるでしょう。

費用対効果を求めるには、事前にある程度の目的や予算を想定をした上で実施することが重要になります。

この記事では、「具体的に、インフルエンサーマーケティングはいくらお金が掛かり、どの程度の効果が期待できるのか」という疑問にお答えします。

インフルエンサーマーケティングにおける費用の内訳や金額、インフルエンサーや代理店の選び方などを、まとめてご紹介します。

インフルエンサーマーケティングの費用の内訳

通常、インフルエンサーマーケティングは代理店に頼むことが多く、人件費以外の部分でも費用がかかってきます。具体的には、

  • インフルエンサーのキャスティング費用
  • ディレクション費用
  • クリエイティブ制作費用
  • マネージメント費用
  • その他経費など

などです。

自社でインフルエンサーマーケティングを行う場合は、全て人件費に換算するだけで済みます。しかし抱えているインフルエンサーがいなければ、マーケティングに最適な人材を探すために代理店に依頼することになるでしょう。

そこで重要になってくるのが、設定したKPIを達成するために掛かる費用です。細かく分けると様々なことに費用が掛かるため、以下で具体的に見ていきましょう。

キャスティング費

まずインフルエンサーのキャスティングに費用が掛かります。どの程度の金額になるかは、

  • PRの内容
  • フォロワー数または一律金額
  • フォロワーのニッチさ

などの基準があります。大々的なタイアップ動画にするのか、商品を送り感想をインフルエンサーに投稿してもらうかでもコストは変わりますし、PRの内容がただ商品をレビューするだけなのか、それともイベントなどに参加したことを伝えるのかなどでも違います。

最も一般的な計算方法としては、フォロワー数で金額を決めます。例えば、1フォロワー3円でフォロワー数が1万人なら、3円×1万人=3万円となりますね。つまり、フォロワー数が多ければ多いほど金額が高くなるということです。

一方、フォロワー数に関係なく一律で金額が決まっているケースもあります。ただインフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーによって影響力や拡散性なども違うため、フォロワー数で決定することの方が多い傾向です。

そしてインフルエンサーが抱えるフォロワーのニッチさでも金額が変わることがあります。例えば、チャンネル登録者数40万人を誇るYouTuberのAmeraさんはムスリム女性です。Ameraさんは、大手化粧品会社「L’Oreal」が販売するファンデーションのPR動画に起用されており、ニッチなユーザーへの発信をしています。

参考:【YouTube】MY FOUNDATION STORY | L’OREAL #TrueMatch | Amena

このように、通常のインフルエンサーではなかなかリーチできないユーザー層へ情報を発信できる人物は、自然と1フォロワーあたりの単価も高くなり、マイクロインフルエンサーなどの特定のコミュニティやユーザー層に強い方がフォロワー単価が高くなることもあります。

もちろんフォロワーの多いいわゆる「メガインフルエンサー(フォロワー数10万人)」以上だと、その分人数が多くなるため、こちらもやはり料金は高くなります。特定の層や幅広さといった拡散の方向性によって、起用するインフルエンサーも変わってくるのです。

ディレクション費

インフルエンサーマーケティングのディレクションは、企業の商品やサービスの、プロモーション活動の企画等を行うことです。企業の要望を聞き、的確にインフルエンサーとの意思疎通を図るのもディレクションの一環と言えます。

要するに、インフルエンサーマーケティングの総合的な事業をサポートしてもらうための費用です。より効果的にインフルエンサーを活用するには、経験豊富な企業のアドバイスなどが実に有益となります。

拡散したい情報によって、タイアップ動画にするのかSNSへの投稿にするのかなども変わってきます。それに初めてインフルエンサーマーケティングを実施する企業だと、どんなインフルエンサーをどれだけ選べばいいのかも把握するのは難しくなります。

マーケティングの方針や内容にも関わってくるため、代理店に依頼する場合は必ずといっていいほど掛かる費用になります。内容によって金額が変わり、あまりコストがかからなければ数千円程で済む場合もありますが、複雑な案件になるほどその金額は高くなるでしょう。

参考:「SPIRIT」”ディレクションフィー¥3,000〜”

また、マーケティング戦略を立てるためにはエンゲージメントといったKPIのデータ分析なども必要です。これらのディレクションサービスを、月額料金で依頼できるインフルエンサーマーケティング企業も存在します。

参考:withfluence「料金プラン」

どこからどこまでを自社で行うのかを検討した上で、インフルエンサーマーケティングを実施することをおすすめします。

クリエイティブ制作費用

クリエイティブ制作費用の内訳は、投稿や動画などに必要な画像の制作費と、それに関わる人件費などです。例えばSNSに投稿する写真を制作する際、撮影や画像編集などにもコストがかかります。クオリティの高い投稿を作るには、専門家の技術が必要不可欠なのです。

そうしたクリエイティブな作業にも別途料金がかかり、特にインフルエンサーとのマッチングプラットフォームを運営する企業は、WEBページやランディングページ、バナーなどを制作できるところも数多く存在します。株式会社クリエイターズマッチが提供するサービス「Adgenic(アドジェニック)」では、インフルエンサーマーケティングだけでなく、投稿写真のバナー制作も依頼できます。

これは、インフルエンサーマーケティングのプロであるTHECOO株式会社とのコラボによって実現したもの。それぞれの専門企業が持つ高いノウハウにより、このようなサービスが提供できるのです。

クリエイティブ制作費用は、クオリティの高いものになるほど金額も上昇します。通常のバナー制作であれば安くて1,000円ほど掛かることを考えると、インフルエンサーマーケティングに特化したものを制作するなら、数千円〜の金額にはなると考えておいてよいでしょう。もちろん、プロのカメラマンによる撮影やクリエイターの画像制作など、人員が掛かるものほど料金は高くなります。

マネージメント費用

自社にソーシャルメディアの運営ができる人材がいないのであれば、インフルエンサーに代行してもらうことが可能です。そしてその際には、マネージメント費用が発生します。特に企業が提供している商品やサービスが、インフルエンサーのイメージと相性が良い場合は効果が期待できます。

インフルエンサーは、SNSなどで自分のフォロワーを獲得したという実績があるため、企業のブランディングやプロモーションなどにもそのノウハウが役立ちます。さらにインフルエンサー自らの発信による宣伝効果も得られるので、長期的なマーケティング戦略を打ち出しやすいです。

費用としては、単発ではなく継続的な依頼になることから月額料金になることが多いでしょう。そして内容によって金額は様々です。例えば、SNSの運営代行サービスを提供している企業を比較すると、

とかなり差があります。インフルエンサーによるマネージメント費用では、本人の実績や影響力などでも違いがあるためその影響により金額に差が出てきます。

その他

一般的な代理店であれば、仲介する費用としてマージンが発生します。フォロワー単価に上乗せされていることが多く、同じインフルエンサーを起用する場合でも金額が違うこともあるのです。

例えば、ある企業ではフォロワー単価2円でも、他の企業に依頼するときは4円になるなどです。これは代理店が仲介する企業が多く、コストが掛かるほど金額に上乗せされるからです。

また、代理店ではなくインフルエンサーとのマッチングを繋ぐサービスであれば、プラットフォーム利用料が掛かることも。ただ、中にはプラットフォーム利用料や仲介手数料が無料の場合もあるため、企業選びはその辺も踏まえて検討する必要があるでしょう。

そしてインフルエンサーがSNSに投稿するため、遠方の地域に行くなら交通費が掛かります。同行するスタッフなどがいれば、より費用は増えるでしょう。これらの経費も、インフルエンサーマーケティングで掛かる費用の1つなのです。

インフルエンサーマーケティングの費用対効果を決める要件

インフルエンサーマーケティングは、費用をかければかけるほど効果が高まるというわけではありません。費用対効果を得るには、

  • インフルエンサー選び
  • 代理店選び

をよく考慮した上で見極めることが重要です。特に要と言えるのが、インフルエンサー選びです。企業の商品やサービスと相性の良い人物を選ばないと、効果が望めないことも十分にあり得ます。

そして、インフルエンサーとの仲介を依頼する代理店選びも大事な要素の1つです。というのも自社の商品などを紹介する投稿のみならば、そこまで内容や費用に差はありません

ですが、クオリティを高めるために写真の写り映えや加工に力を入れるなら、クリエイティブ制作に力を入れている代理店を選ぶことは大切です。

また、インフルエンサーによっては専属で企業と契約している場合もあります。当然、インフルエンサーに直接依頼することはできないので、代理店を挟むことによるマージン費用が掛かってくるのです。

インフルエンサー選び

インフルエンサーを選ぶ際には、以下のことに注意する必要があります。

  • フォロワーの属性や質
  • これまでの投稿内容
  • コメントの質や評価
  • 相互フォロワーやフェイクフォロワーの確認
  • インフルエンサーマーケティングに協力的か

まず商品やサービスのPRに合うインフルエンサーかを見極めるために、フォロワーの属性や質を知ることが重要です。例えば、化粧品などの女性向けの商品を紹介するには、女性インフルエンサーが大前提となるでしょう。しかし、フォロワーの多くが男性で構成されていると、商品としてのPR効果は薄いと言えます。

その傾向が特に強いのがインスタグラムです。インスタグラムでのインフルエンサーとフォロワーの割合についてのデータでは、女性インフルエンサーが85.4%、女性フォロワーが77.2%とその多くを占めています。

参考:マーケティングワールド「INFLUENCER ONEがフォロワー数3,000万人突破」

つまり男性向けの商品だと、インスタグラムでは最大限マーケティングの効果を得ることは難しくなるでしょう。

また、インフルエンサー自身の性格を知るために投稿内容で判断することも重要です。もし起用したインフルエンサーが問題や不祥事を起こしてしまうと、提携する企業にもマイナスイメージになる恐れがあるからです。投稿に対するコメントの質や評価は、エンゲージメントを得られるかの判断材料になります。好意的なコメントが多ければ、それだけフォロワーからの信頼が厚くLTVにも良い影響を与えるのです。

注意して欲しいのが、ただフォロワー数が多いだけのインフルエンサーです。相互フォローが多ければ、それはフォローバックによる水増しの可能性があります。もう一つの可能性として、フォロワー数を稼ぎたい人達が談合して人数を増やすことも。

フォロワー数×○円で依頼料が決まることが多いため、無理やり数を増やしているのです。しかしそういった数が多いだけのインフルエンサーは、影響力のある人とは言えず信頼性に欠けます。

そして、インフルエンサーマーケティングに協力的であるほど、PRや投稿のクオリティを上げるために活動してくれます。事前の打ち合わせ時にも、積極的に意見を述べてくれるため良い結果が生まれやすくなるでしょう。

代理店選び

インフルエンサーマーケティングの代理店選びでは、企画内容などにそこまでの差はありません。プランによってはディレクションなどのサポートがあるのか、データ分析などによるフィードバックまで可能かといった内容は変わることもあります。

ただ重要なのは、求めている集客や宣伝に合うインフルエンサーが所属しているかです。SNSのプラットフォームやターゲットとするユーザー層、ジャンルなどの様々な選択肢があります。例えば、インスタグラムで集客を行う場合には、女性インスタグラマーに特化した「Lollypop」がありますし、YouTubeで宣伝する場合には有名なYouTuberが揃っている「UUUM」などが挙げられます。

その他にも、大学生向けの商品をPRする際には現役大学生とコラボ可能な「P-conne」、食で影響力のあるインフルエンサーと繋がれる「#foodicle」というサービスもあります。幅広い層に認知度を上げたいなら、ジャンルに特化していない代理店を選んだ方が多種多様のインフルエンサーに依頼できます。

しかし商品の販売促進やサービス利用を求めているなら、インフルエンサーに深く共感できるユーザー層を狙いたいはずです。目的に見合った費用対効果を得るには、こうした代理店やプラットフォーム選びから熟考する必要があります。

インフルエンサーマーケティングの費用のまとめ

インフルエンサーマーケティングの費用において、どれだけの金額が掛かるかは一概には言えません。インフルエンサーの質や企画内容、それに付随するクリエイティブ制作などで変化します。ですので、まずどれだけの予算を割けるのか、どこまでの効果を求めるのかを事前にしっかりと組み立てることが重要です。

基本的にインフルエンサーマーケティングの代理店などは、価格や事例などの資料請求にも対応してくれます。これから実施する予定の方は、まずは気になる企業にお問い合わせしてみるのがおすすめです。

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大村昂太朗

大村昂太朗

この記事を監修した人 大村昂太朗 株式会社リアステージ プロシェアリング事業責任者兼プロテンマガジン編集長

2020/4の新卒配属時から一貫して総合人材支援会社、株式会社リアステージに従事。 1年目から新卒周りで事業の立ち上げと責任者を担い、2年目にインターン事業を立ち上げ。3年目のタイミングで新卒から副業領域にキャリアチェンジして、プロシェアリング事業の立ち上げ、責任者を務める。