by大村昂太朗
アプリ開発の副業案件について解説。気になる仕事内容や収入単価は?
「アプリ開発の副業案件は稼げない?」いいえ、そんなことありません。今や、多くのエンジニアがアプリ開発の副業案件で稼いでいます。アプリ開発の副業は土日のみでできる案件や、フルリモートに対応している案件が多く、副業として形になりやすいのが特徴です。
しかし、本当にアプリ開発の副業で稼げるのか?副業禁止の会社にバレたらどうなるのか?など、疑問や不安がある人も多いですよね。
そこでこの記事では、アプリ開発の副業案件の仕事内容や会社にバレない方法を解説していきます。副業で今よりも収入を上げたいエンジニアの人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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目次
アプリ開発の副業案件の仕事内容は?
一口にアプリ開発と言っても、その内容は主に3つに分類されます。
- Webアプリ
-
ネイティブアプリ
-
ハイブリッドアプリ
それぞれ以下で解説しますので、一緒に見ていきましょう。
Webアプリ
ウェブの仕組みを利用した、ブラウザ上で操作できるアプリケーションです。一般的なWebサイトとは異なる高度な機能を備えている点が特徴です。パソコン・スマホの両方で使用可能で、アプリをインストールする必要がありません。
開発言語はHTML・CSS・JavaScript・PHP・Rudyなどを使用します。
ネイティブアプリ
AndroidアプリやiOSアプリといった、インストールが必要なアプリケーションを指します。Webアプリと異なり、iPhoneであればApp store、AndroidスマホであればGoogle Playでのインストールが必須です。一度インストールすればホーム画面にアイコンが表示され、起動も簡単です。また、ローカル環境にプログラムがあるので、高速な処理がしやすいことが利点と言えます。
開発言語はAndroidアプリがKotlin、iOSアプリはSwiftを使用します。
ハイブリッドアプリ
ハイブリッドアプリとは、Webアプリとネイティブアプリの良いところを組み合わせたアプリです。具体的には、Webアプリと同じような作りをしているものの、ネイティブアプリのようにデバイスのカメラ機能やマイク機能などを使用できます。また、ハイブリッドアプリでは、各OSに対応したWebviewという機能を使って開発ができ、複数の異なる仕様の機種やOSで同じように動作させることができます。これがマルチプラットフォームと呼ばれる仕組みです。
そして、Webviewを使うとアプリ内でWebサイトを表示することもできます。つまり、Web上にあるコンテンツをアプリ上で表示できるため、アプリ内にコンテンツを格納する必要がありません。
開発言語はWebアプリに使われるHTML・CSS・JavaScript・PHP・Rubyと、ネイティブアプリに使われるKotlin・Swiftです。
アプリ開発の副業案件を獲得するためのおすすめ言語
「アプリ開発の仕事内容は分かったけど、具体的にどの言語を押さえておけばいいの?」
ここからは、このような疑問にお答えしていきます。現在主流のiOS、Androidアプリ開発の副業案件を獲得するには、以下の4言語がおすすめです。
- Swift
-
Objective-C
-
Kotlin
-
Java
それぞれ以下で解説しますので、一緒に見ていきましょう。
Swift
Swiftは、Apple社が2014年に発表したオープンソースのプログラミング言語です。Appleが開発したプログラミング言語なので、iOSアプリはもちろんのこと、Webアプリも開発できます。
iOSアプリを他言語で開発するのは非常に難しく、そのため年々Swiftの人気は高まっています。iOSアプリを作るなら必須のプログラミング言語と言えるだけでなく、Swiftを習得すれば開発できるアプリが一気に増えるため、スキルアップにもおすすめの言語です。
Objective-C
Objective-Cは1983年にApple社がC言語をベースに開発した、初期のプログラミング言語です。初期のiOSアプリの多くがObjective-Cで書かれており、Objective-Cで開発されたアプリが現在も使われています。
しかし、Objective-CはiOSアプリの開発には適しているものの、Apple製品以外の開発にはあまり適していない特徴を持っています。また、 Swiftの登場以降、Objective-CからSwiftへの移行が顕著で現在のiOSアプリ開発の主流はSwiftだと言えるでしょう。したがって、iOSアプリ開発言語を今から学ぶのであれば、Objective-CよりもSwiftを選択するのがおすすめです。
Kotlin
Kotlinは2011年に登場した新しいプログラミング言語です。Kotlinが登場するまでは長い間Javaが広く使われており、現在でも世界中で使われています。しかしながら、プログラムが冗長になりやすく安全確保が難しいという問題もあり、より簡潔で安全性の高い言語が求められました。そのような背景からJavaと互換性をもつKotlinが開発され、使われるようになりました。
登場から10年以上が経過し、現在のAndroidアプリの主流はKotlinになってきており、これからもその人気は拡大していくでしょう。
Java
Javaは1995年から使われているプログラミング言語です。比較的古い言語ですが、Kotlinが登場した今でも世界中で広く使われています。
Javaの特徴はWebアプリからAndroidアプリまで、幅広く開発可能な言語だということです。そのため、Googleが開発に用いている「Google三大言語(Java、C++、Python)」のひとつにも採用されています。
Kotlinの登場により開発の主流は移行しつつありますが、Javaで書かれたアプリが未だ多く残っているため、完全になくなることはないでしょう。実際、今年(2022年)発表されたプログラミング言語別の求人数ランキングでも転職/フリーランスともにJavaが1位となりました。登場から25年以上経過しても汎用性の高さが他言語に比べて高く、根強い人気を誇ります。特にAndroidアプリ開発をするなら押さえておきたい言語のひとつです。
アプリ開発の副業案件の単価相場は?アプリケーションエンジニアフリーランスの年収はどのくらい?
アプリ開発の副業を検討している人にとって、一番気になるのは報酬面ではないでしょうか?ここからは、アプリ開発副業の単価相場や、フリーランスエンジニアの年収について解説していきます。
報酬単価は1案件数十万円〜100万円くらいであることが多い
フリーランスや副業としてアプリ開発に携わる場合、報酬は一本いくらという形で支払われるのが一般的です。また、使用する言語や内容にもよりますが、アプリ開発一本あたり数十万円〜100万円までくらいが相場とされています。
大企業が開発するアプリが個人のフリーランスに依頼されるケースは珍しいので、一本100万円を超える案件はそうそう見つからないでしょう。もし、そのような高単価案件があったとしても、過去の実績などをしっかり精査されます。
しかしながら、アプリ開発の単価は他の副業と比べても高額であることが多く、中には本業以上に稼いでいる人がいるのも特徴です。
フリーランスになると年収1000万円も夢ではない
アプリ開発の副業が軌道に乗り出したら、独立してフリーランスエンジニアになることも可能です。フリーランスになると年収1000万円も夢ではなく、実績や実務経験によって報酬は上がっていきます。
目安として、アプリ開発の実務経験が3年〜5年の場合では年収は600〜840万円程度、実務経験が5年以上の場合には年収が840〜1200万円程度になる場合もあり、それなりに余裕のある生活をすることも可能です。
また、アプリ開発だけでなくプロジェクトマネージャーなど、自身の業務範囲を拡大していくと更なる収入アップに期待できます。
副業禁止の会社でバレるとまずい?確定申告は必要?
アプリ開発での副業が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。しかし、この20万円は売上から経費等を差し引いた金額なので、パソコンなどを購入した際は経費として計上しましょう。
また、確定申告の際、住民税を会社で払ってもらうのではなく自身で納めると、会社に知られずに副業が可能です。これは、住民税を会社で処理すると副業の方の収入も計上されてしまうためで、住民税が副業の給与所得と合わせて報告されてしまいます。
したがって、会社に知られずに副業がしたい人は、住民税の支払いを自分で納めるようにしてください。
アプリ開発の副業(在宅/リモート)案件を獲得したいならプロの副業に登録しよう
「アプリ開発の副業案件を探したいけど、なかなか良いのが見つからない……」そんな人は、「プロの副業」というサービスをおすすめします。プロの副業は、従来のクラウドソーシングサービスと異なる、プロ人材のための副業サービスです。
プロの副業では各企業の経営課題に対してプロレベルのスキルを持った人材が、業務委託契約でプロジェクトに参加できます。これまでに報酬の交渉が上手くいかなかった人や、知人の紹介で副業案件を受けて失敗した人などは、プロの副業に任せておけば間違いありません。
条件面の交渉から、お仕事上のトラブル解決までも代行してくれるので、副業案件に慣れていない人でも、安心して業務に集中できます。アプリ開発の副業案件を探すなら、ぜひプロの副業に登録し、リモートの高単価案件を見つけてみてください。
まとめ
アプリ開発の副業は、本業の退勤後の時間や週末の土日のみ、フルリモートなどでできる副業のひとつです。IT化が進む今日、エンジニア不足に陥っている日本では今後ますます副業案件の需要も伸びていくことが予測されます。
また、アプリ開発は誰にでもできる業務内容ではないため、専門的なスキルが必要です。そのため案件の単価は高く、本業以上に稼ぐことも可能です。エンジニアで副業を探している人や、フリーランスとして独立したい人は、この記事を参考にアプリ開発の副業の世界に飛び込んでみませんか?
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