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副業ナレッジ

by依田昂騎 依田昂騎

これからの時代を副業や複業で成功するには?【キーマン対談/弁護士ドットコム元榮氏×プロの副業小野氏】

これからの時代を副業と複業で成功するには?【キーマン対談/弁護士ドットコム元榮氏×プロの副業小野氏】アイキャッチ

キャリアや生き方の「正解」がなくなり、ますます多様化してきている現代の日本社会。

これまでのような敷かれていたレールがなくなったいま、これからの長いキャリアをどのように考えていけば良いのでしょうか? 副業や複業は、そのための重要なきっかけになり得ます。

今回は、ご自身も経営者と弁護士、参議院議員の3つのキャリアを並行する、弁護士ドットコムの会長元榮太一郎氏と、「プロの副業」を運営する株式会社ホールハートの代表小野進一氏の対談を通じ、これからの時代を副業・複業で成功するにはどうすれば良いのかを探ります。

元榮太一郎(もとえ・たいちろう)

平成10年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業。 平成11年 司法試験合格、平成13年 弁護士登録を経てアンダーソン・毛利法律事務所入所。 平成17年 独立開業し、法律事務所オーセンス、弁護士ドットコム株式会社を創業。 平成26年12月 弁護士ドットコム株式会社が弁護士として初の東京証券取引所マザーズ市場上場。 平成28年7月 参議院議員選挙で当選(千葉県選挙区)

小野進一(おの・しんいち)

株式会社ホールハート代表取締役CEO。人材紹介業歴18年の大ベテラン。広告業界に強力な人脈を持ち、1万人以上の求職者をサポートしてきた実績を誇る元宣伝会議取締役。2年連続(2014/2015)「ビズリーチ・ヘッドハンターサミット広告部門」のMVP受賞実績有り。これまでのキャリアを活かした他業界への転職/副業支援実績も豊富。

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副業・複業の下地

今回は「これからの時代を副業や複業で成功するには?」というテーマで対談していただきたいと思います。まずは、元榮さんの著書『複業で成功する』のご紹介をお願いします。

弁護士ドットコム元榮会長(以下、元榮):働き方改革が推進されていく中で、複業をしていいんだよ、働き方も多様化していいんだよと、背中をポンッと押せるような1冊にしたいと思って、出させていただきました。

元榮さん著書『「複業」で成功する』の画像

元榮:未曽有の人口減少時代、一人ひとりのパフォーマンスをみんなでシェアリングしながら活躍できれば、世の中にも社会にとってもプラスですし、個人にとっても一挙何得にもなるメリットがあると思います。

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お二人の周囲の経営者仲間の方や国会議員の方、弁護士の方などで、副業・複業をしている方はいらっしゃいますか?

元榮:そもそも、みんなパラレルライフを送っているんじゃないかなと思います。

小野:パラレル“ワーク”ではなく、 “ライフ”ですか?

元榮:家庭がある人は家庭と仕事を両立しているので、すでに「パラレル」だという考えです。

既婚者の方はすでにパラレルライフを送っていらっしゃるので、仕事が複数化する下準備はできているのではないかなと思います。

多くの人が副業をやる下準備は既にできていると話す元榮さん

元榮:国会議員にもたくさんいて、たとえば現役の方ですと、とある先輩議員は民間企業の代表を務めていて、テレビ会議で決裁をしたり会議をしたりされているそうです。

上場企業の社長も社外取締役を兼任していたりするので、こういう方はたくさんいますね。

小野:やはり能力が高い人ほどあまる時間が出てくることも多いので、副業・複業もしやすいのかなと思います。

ベンチャー企業の知り合いの社長のみなさんも相当いろんな仕事をやられているので、社長・取締役クラス以上の人たちは、割とやるのが当たり前になっているのかなと思いますね。

私自信も本業の人材ビジネスとは別に、ロボットペイメントというフィンテックのSaaS事業で執行役員として営業の顧問的な役割で関わっています。

本業とまったく違うビジネスなので、新しい経験ができて非常に楽しくやっています。

元榮:世界に目を向けても、イーロン・マスク氏はテスラを経営しながらスペースXも兼務していますし、ジェフ・ベゾス氏はAmazonを経営しながらBLUE ORIGINを兼務したりしています。ジャック・ドーシー氏はツイッターとスクエアのCEOを兼務しています。

時間にとらわれない働き方が世界的な流れですよね。弁護士ドットコムの社員も、ある程度スキルに自信がついてくると副業申請してきたりしますよ。

いま実際に副業・複業で活躍している人材とは?

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いわゆる「副業解禁」から早2年ですが、いまのお話しも含め、実際に世の中で副業・複業をやっているのはどういった方が多いのでしょうか?

元榮:転職コンサルタントの方やWeb系社員の方たちは柔軟な働き方に慣れていて、違和感なくすんなり副業を始めている方が多い印象はありますね。

小野:弊社では「プロの副業」というサービスを立ち上げて約2年が経ちますが、一言で言うと「プロ人材」です。

マーケティングのプロ、人事のプロ、新規事業のプロ、それぞれの分野の、プロフェッショナル人材の方たちが副業をしています。まだ一人で完結できないレベルの方々だと、本業に影響が出てしまったりして難しいですね。

ニーズの高い人材像

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副業・複業でいま世の中にニーズがあるのは、どういった人材ですか?

元榮:やっぱりエンジニアとかデザイナーとかじゃないでしょうか。技術が同じなら、例えばWebサイトをつくるとして制作会社さんに依頼するより、個人に依頼した方が安価になるケースが多いです。

紙媒体系のライターさんなどが個人で情報発信していくような仕事も、副業的にやってもらう仕事ならではのニーズがあると思いますね。

小野:ビジネスとして運営している立場から言いますと、年収は重要です。年収1,000万円以上の人は、やっぱりニーズが高いです。特に20代後半~30代前半ぐらいの方々は高いですね。

年齢が上がり過ぎると顧問的な役割になってしまいますが、若手の方はみずから手を動かして企画書を作ったりしてくれますから。

元榮:法律事務所は大規模化の経験が歴史的にない業界なので、法律事務所に人事や総務、経理、マーケティング、エンジニア、事業企画、経営企画……といったバックオフィス系の方が入るイメージをうまく持てずにいます。

採用できる職種を広げていくために、例えば転職アドバイザーとして有名な方に人事顧問などで入っていただいて、その方のナレッジを反映させていくような活用のメリットは感じています。

マネジメント層の育成や組織的な経営ナレッジのニーズもあるので、顧問もハンズオンも両方必要かもしれないですね。

小野:例えば営業とマーケティングしかいない会社でインサイドセールスやカスタマーサクセスといったチームを作ろうと考えたときに、そのサービスやチームを担う人材を採用しようとしてもなかなかうまくはいきません。そこで副業人材です。

副業社員を実際に導入している株式会社schooさんの例を話している写真

小野:例えばいま弊社サービスをご活用いただいている株式会社Schooさんでは、大手外資系サブスクリプションビジネスのカスタマーサクセスのトップの方に、培ったノウハウをそのまま注入して社員の教育などもおこなっていただいています。

元榮:一番いい使い方だと思います。

小野:新しい職種や分野の部署をつくりたいときにそういった人材を活用するのは、すごく有用だと思いますね。

副業をやるべき人とは

元榮さん、小野さんが「どんな人が副業をやるべきか」について話している姿の写真

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年齢やナレッジ・ノウハウといったお話がありましたが、こんな人は副業した方が良いという、人生におけるタイミングなどはありますか?

小野:子どもがいて年収600万円ぐらいの人は、月にあと10万円あって700万、750万円あると、むちゃくちゃ嬉しいですよね。

家のローンがあって月のお小遣いが3万円で……といった方は生活レベルが変わるので、副業できるならやるべきです。

本業の会社で月給を10万円増やすのは時間がかかります。余程大きな成果を出すでもないと、1年単位では無理ですよね。でも副業なら早ければ来月から10万円増えるので、そこはすごくメリットがあると思いますね。

元榮:転職したらどうかと思いますが、そういうわけにはいかない方も多いんですか。

小野:転職の場合は必ずしも年収が上がるわけではないので。それに、今の会社が好きな人の場合はやっぱり副業をやった方がいいのかなと思います。

元榮:なかなか給料が上がらない時代ですからね。

小野:あと実際に多いのは、若くしてマネージャーになった方ですね。現場で営業をガツガツやってきた方がマネージャーになると、社員の管理業務などが中心になるので、そういう人ほど時間が余ります。

その時間を副業に利用したいと考える方が多いのですが、すごくいいタイミングだと思います。

元榮:あとは成長でしょうか。複業の最大メリットは他の会社を見れたり、新しい顧客と出会えたり、同じ営業でもSaaSとフロー型のビジネスモデルだと必要とするスキルが違ったり、立体的な理解の中で成長を促す効果があると思います。

小野:イメージとしては、IT業界などで20代8年間ぐらい経理や財務の仕事をしていた女性です。専門的な知識や経験を持たれている主婦の方はたくさんいると思います。

小野さんが女性こそ副業をするべきと話している写真

小野:せっかくの経験が無になって本当にもったいないので、やるべきだと思いますね。「子どもが大きくなって預けられるようになったからパートでもしようか」とアルバイトをしたら、時給1,000円。

同じ時間働いても、正社員時代と比べて何分の1もの収入ですからね。

元榮:埋もれていると思います。育児という本業の副業として、リモートワークで活躍していただきたいですね。

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いまの社会、副業や複業、起業、正社員一本、転職といろいろな選択肢がある中で、タイプ別・状況別にどんな人はどういう選択肢を選んだらよいでしょうか?

元榮:まだ社会人として未熟で、本業の会社でも活躍しきれてないような人は、まずは迷わず正社員として本業一本ですね。そこである程度仕事ができるようになってきた時に考えたらいいんじゃないかと思います。

副業しているうちに自信がついてきて、本業の時間を副業に充てたらもっと収入アップや成長が期待できると思ったら、起業の選択肢も出てきますよね。

小野:私も一緒です。やっぱりまずは本業の仕事をできるようにする。本業がおぼつかないのに副業をやっても、本業にも影響出ちゃうと思いますし、そもそも社内でも通らないと思います。

でも意外とそういうことを考えがちで、転職したばかりで副業の面談に来られるケースは多いです。もちろん新しい仕事になって時間が余るようになったケースもあると思いますが、新しい会社って自分で社内をコントロールできませんよね。

どんなに能力があっても、その会社でまだ板についてない方は難しいと思います。

元榮:そういう逃げ道に使っちゃいけないんですね。

これからのキャリアをどう考えていくのか?

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副業と複業、それぞれ働き方もやり方も全然違うかと思いますが、その先にどんな目標を持ってやっていくべきでしょうか?

元榮:自己実現じゃないでしょうか。

元榮さんが副業の目的とはなにかについて話している写真

元榮:「このぐらい稼ぐぞ」という目標を立てるのも1つですし、「このぐらい成長するぞ」も1つだと思います。「このぐらい社会の役に立ちたい」もいいかもしれないですね。

小野:私から見ると、自己防御ですね。日本経済が縮小してどんな大企業でも倒産する可能性があると考えたときに、いろんな会社の仕事を経験することでより汎用性のあるスキルを身に着けるということは、将来の自分の生活や人生、家族を守っていくためにやるべきだと思うんですよね。

いま安定志向の方がとても多くなっていますが、若いうちから副業をやりつつ自分のスキルを高めていって、プロフェッショナルになることが大切だと思います。ちゃんと「一生食える自分」をつくっていってほしいなと思いますね。

元榮:その通りですね。経団連の会長も終身雇用と年功序列制の賃金はもう限界だと言っているので、企業に依存した自分ではなく、どこでも通用する自分を自己開発しなきゃいけない時代になっています。そのひとつの手段として、副業はとてもいい機会だと思いますね。

小野:その第一ステップはまず本業の会社で活躍することです。1つの会社で活躍できない人が他の会社では活躍できないので、大切にしてほしいですね。

元榮:そうですよね。時代を読んで仕掛けて待つという意味では、自己防衛的な意味も含めて考えてみたらいいと思います。

企業側としては、「副業は本業でパフォーマンス発揮してること前提にやっていいですよ」というぐらいの方が、今は採用力も高まって、帰属意識も高まって、転職リスクも防げるって意味ではいいのかもしれないですね。

小野:そういう考え方の経営者がもっともっと増えたらいいなと思います。たぶん日本全体で見たら、まだ90パーセント以上はそうじゃないのが現実です。国も動いていますが、なかなか現場ではそうなっていないのも事実ですね。

元榮:まだまだ昭和の価値観がそのまま残っている感はあります。ただ、ピンチはチャンスなので、早く気付いて備えればポールポジションでいろいろな挑戦ができるはずですから、若い方ほど気付いてもらいたいですね。

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昭和の価値観が根強く残ったまま2020年代が来てしまった現代社会ですが、個人のキャリアデザインやライフプラン、ライフスタイルなどについて、これからどうやって考えていけば良いでしょうか?

元榮:常識の反対側に成功があったりするので、常識を疑う考え方を少しでも頭に留めておけば良いのではないかなと思います。自分の目で見て自分の感覚で、キャリアビジョンやライフスタイルを考えてもらいたいなと思います。

小野:自分がやりたいことやできることを、できるだけ若い年齢で知ることが大切です。そういったことを発見できる場面がどんどん減っていると思うんですよね。早く見つけた人ほど勝てています。

ずっと見つからないと、会社に飼われることでしか成長できないようになっちゃうので、若いうちからやりたいことを見つけられるように意識して、幅広く情報収集して欲しいですね。中学生とか高校生とかにこそ、日経新聞なんかを読んでほしいです

元榮:いまさら紙の新聞なんてと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、GoogleのCEOになったサンダー・ピチャイ氏もウォールストリートジャーナルを紙で読んでいるそうです。

やっぱり紙の一覧性は、デジタル時代になってもやはりメリットがあると思うので。まだ陳腐化していない、大事なセオリーなのかなと思います。

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依田昂騎

依田昂騎

この記事を監修した人 依田昂騎 プロフクマガジン編集長

デザイナー出身の編集者。フリーランスを6年経験。これまでのキャリアを活かして、副業を中心に働き方改革やキャリア等をテーマにした各種メディアで発信中。副業はブログ運営やSEOコンサルティング。妻とトイプードルの尻に敷かれる35歳。