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副業女子

by大村昂太朗 大村昂太朗

【副業女子インタビュー】フリーランス横内さつきさん「まず、やってみる!」

【副業女子インタビュー】フリーランス横内さつきさん「まず、やってみる!」

2018年から副業を始めた横内さんは、2019年10月のある日突然フリーランスになることになってしまい、「副業をやってきて本当に良かった」と言います。

何故そんなことが起こったのでしょうか?

これから副業を始めたい女子の皆さんへの応援メッセージとあわせて、女性の副業のリアルを語っていただきました!

<この記事は「副業女子」インタビュー企画です>

副業女子企画の画像

<お話しを伺った人>
複業プランナー/コミュニティデザイナー/編集ライター
横内さつき(Yokouchi Satsuki)さん

20代で転職4回、パーソルでの営業や人材系スタートアップの立ち上げを経験しフリーランスに転身。複業ワーカーとして、複数の肩書きを持ちながらマルチに活動中。
現在は、事業会社の社外人事、時短ママ向けエージェントの立ち上げ、人材系の編集業、MAPS社の女性向けマーケティング事業などに従事。
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副業社員から複業フリーランスへ

プロフク

横内さんが本業と副業で、それぞれどんな事をしているのか教えてください

横内さん:つい1か月前にフリーランスになったので、現在はライティングや営業の仕事を4~5本、複業という形で並行してやっています

副業をはじめた2018年頃は、本業が人材業やWEB集客のプロモーションなどを手がける制作会社で営業の仕事をしていました。

その当時の副業は、クラウドワークスなどに登録して人事、転職系の記事のライティングやInstagramの運用代行をやっていました。

ライティングの単価は専門性などによって差がありますが、文字単価1.25円から1本3万円まで幅広いですね。

プロフク

副業を始めたきっかけ・目的は何でしたか?

横内さん:3つあります。1つ目は、本業に活かすためにSEOの知見を深めたくて、発注を受ける側の気持ちを知りたかったからです。

当時いた制作会社では、フリーランスのライターさんやデザイナー、コーダーといったクリエイターさんに仕事を発注して進捗管理をするディレクターの立場でした。

全国各地のフリーランスのママさんとチャットでやり取りしていたので、顔の見えない相手のどんなことに気を付けたらいいのか?

どのくらいのスキルの人にいくらの報酬が適正なのか?といった感覚をつかみたい気持ちがありました。

2つ目は、率直に収入を増やしたかったからです。プライベートで結婚が決まった時期だったので、少しでも貯蓄にまわすための資金が必要でした。

3つ目は、人材業でずっと仕事をしてきて採用難を目の当たりにする中で、『フルタイムの正社員を雇用する』以外の働き方のあり方について科学したかったからです。

正社員として、週5日のフルタイムで働くのは、もう当たり前でなくなってきています。世の中って私たちが思っている以上に非正規社員の方が多いんですよ。

企業側の立場で見ると、優秀でかつフルタイム勤務してくれる人材を確保することが非常に難しい時代です。

そこで、無理に採用しなくてもいい、必要なときに「業務委託」という形で一時的に優秀な人材を受け入れて上手く乗り越えよう、と考える企業が一定数出てきたと思います。

そんな背景もあって、副業というのは絶対外せないキーワードだと思いました。

そのあり方について実体験をもとに語りたかったから、やってみようと思ったっていう感じですかね。

プロフク

自ら飛び込んでみる!素晴らしい姿勢です。約1年、本業+副業というスタイルを続けてこられてから、会社員を辞めてフリーランスになったのには、どんな理由があったのでしょうか?

横内さん:ここ数年は、従業員数が10名以下のスタートアップで働いていたので、会社の経営についてさまざまな角度から学ぶことができました。

結婚というライフイベントも重なり、女性としてどうプライベートと仕事のバランスを保っていくか?考えたときに、フリーランスという選択肢がたまたま自分にフィットしてるなと結論づいたからです。

プロフク

さきほど、フリーランスになってまだ1か月で4~5本の仕事を複業という形で並行されていると伺いました。かなり準備をしてこられたのでしょうか?

横内さん:むしろ、引継ぎの余裕もなく退職になってしまったので、急いで過去の副業の取引先に連絡をして、「仕事ください」って営業活動をやりました。

今はお仕事が色々決まっていますが、世の中、何があるか本当にわからないなと思います。

副業をやってきていたから乗り切れましたけど、実体験で確信しましたね。本当、サバイバルです。

プロフク

思わぬ形で「副業やってきてよかった」って思ってしまったんですね。

横内さん:手段として絶対やっておこうと思ってやってきましたが、本当に良かったなと思います。

結局、今後は「会社に就職する」んじゃなくて、「自分を売り込んで仕事を獲得する」というスタンスがすごく必要だなと思っています。

特に副業時代はその感覚が養われましたね。

プロフク

副業をやってきたから、突然会社を辞めることになってもすぐフリーランスとしてスタートできたと。

横内さん:そうですね。契約の巻き取り方とか、金額交渉の時の感覚とか、私のスキルだとこういうお仕事がいくらで獲得できるという世の中の相場を自分なりに認識していました。

じゃあこういう所を当たればライティング月何本でこのぐらい稼げる、といった見当がつきましたね。

そういう情報のリサーチ力のようなことも、生活に直結しているなと思っています。

横内さんが体験した女性の副業のリアル

プロフク

周囲に副業やフリーランスをしている女子はいますか?

横内さんフリーランスは沢山いますが、副業はまだあんまりいないです。

でも相談はされますよ!例えば、友達がダンスのレッスンをやりたい、でも会社で副業禁止だからどうしようって話を聞いたりとかですね。

まっとうにやるなら絶対会社に言ったほうが良いよね、という話をしています。

プロフク

女性ならではの副業のコツなどはありますか?

横内さん女性はInstagramとの相性がいいので、SNS周りの集客、プロモーションのお仕事ができると副業案件を獲得しやすいんじゃないでしょうか

今は誰でもインフルエンサーになれる時代だからこそ、セルフブランディングをして、自分の好きなジャンルでインフルエンサーになればそれを副業として広げていくこともできると思います。

ただ、SNSは競合が多いので、それなりの覚悟とマーケティングスキルも必要ですけどね。

プロフク

そういった副業をする上で、世の中に足りないものはありますか?

横内さん:副業を前向きにやっているよ、という女性の発信がまだまだ足りないと思います。

女性って、「あの人がこれやってうまくいったらしいよ!」というロールモデルを探して安心したい生き物ですよね。

実例がないとトライするのが難しい人も多いんじゃないかなと感じています。

あとは副業の案件を自分で獲得するためには、企業に自分を適正価格で売り込む営業スキルが必要になります。

自分で仕事を獲得していくリサーチ力、単価の交渉力、契約書の巻取り力や顧客とのリレーション構築力…って考えると、正直そんなに簡単ではないよなと思っています。

あとは人脈が1番大切ですよね。SNSやブログで自分のメディアを持って発信して、どれだけ狙った人と繋がっていけるか?これがすごく重要な要素だと思います。

プロフク

ノウハウを蓄積されているんですね。いやらしい話で恐縮ですが、ご自身の本業・副業それぞれのご収入は?

横内さん:会社員時代の本業は、『女性の平均年収よりは少し上くらい』でした。

その当時の副業では、毎月1万ずつとかではなく、ライティングを集中してやって、お盆期間に8万円とか、年末年始で20万円くらいといった感じでした。

あとは1本4~5000円のライティングをちょこちょこやっていましたね。

インスタの運用は、月1~2万くらいで3か月くらいやってました。

求人広告の添削などは、1本5000円~1万円とか、クライアントによりますが単発で受けることもあります。

フリーランスとしてはまだこれからですが、今の見込みだと確実に会社員時代の年収は超えていきそうですね。

プロフク

何か安定して収入を得られるクライアントさんを見つけたんですか?

横内さん:なるべく安定した収入が入るように、1社、転職エージェントさんでガッツリやっています。

月100時間はこの1社とお取引させていただいて、毎月安定して収入が確保できるように計算しています。

残りの60時間~を使って、結局5社ほどとやり取りしてますね。

今日ある仕事が来月もあるとは限らないのがフリーランスなので、その方が毎月のブレがないかなと思っているので。

あとは、やれることの幅を増やしています。よくフリーランスって、今までの経験の切り売りだって言われるんです。

だからこそ、今までやったことない分野の仕事にもあえてチャレンジをしています。

私の場合、今まで法人営業の経験が多かったのですが、あえて今は個人営業の量を増やしていますね。

営業以外にも、広報とかマーケティングの部分もやりますし、編集ライターもSNS運用も営業代行もやります。

プロフク

幅広いですね!

横内さん:どこかしらで食いつなごうと思っています。だからこそ「副業」から「複業」にシフトしたので、充実して楽しくやってますね

べつに一生フリーランスでいようって決めてるわけでもないですし。

プロフク

時給に関する価格交渉は、交渉はご自分でやられたんですか?

横内さん:時給設定は本当に自分の中でちゃんとしとかなきゃなと思っていて、自分で交渉しました。

フリーターときちんと一線を引きたかったので、時給1000円とか、1,500円とかの仕事ってやっちゃいけないなと思ったんですよ。

そこは、はっきりと自分で線引きしないと、安請けしちゃうなって思うんです。

お引き受けする価格のお話をするときは、前職年収から時給を割り出して、「最低でも〇〇円、目指すべきは時給〇〇円の生産性」というように明言して、私に期待できそうだと思ったら業務委託の途中でもきちんと評価してくださいね、というような交渉をしています。

あんまり偉そうには言えないですが、ちゃんとそこは言わなきゃって感じですね。会社員ではないので、自分の身を守るためにもはっきり伝えるべきだと思っています。

まずやってみる。ただし、ちゃんと調べながら。

【副業女子インタビュー】フリーランス横内さつきさん「まず、やってみる!」

プロフク

素晴らしいですね。これからのフリーランスとしてもですが、副業をやると全体として「お仕事」をしている時間の割合が増えますよね。プライベートとのバランスはとれていましたか?

横内さん:もともと残業が嫌いで、誰かが率先しなきゃ何も変わらないと思って、ちゃんと帰るっていうのを昔から癖づけていました。

後輩が帰れるようになるには私が帰らなきゃいけないですし、普通に上司に「今日デートだから帰ります」って言ってましたから(笑)

もちろん、副業をやるためにも、そのためには「いかに本業の時間生産性をあげるか?」を意識してやらなきゃいけません

副業の仕事も、たとえばSNSの運用は行きかえりの電車の中で投稿したり、いいねを押してましたし、ライティングものは、仕事帰り家に帰らないで地元のマックとかにこもって1~2時間集中してやったりしてましたね。

もちろん土日もやります。ただ、旦那さんがシフト制なので、彼が家にいるときは基本仕事をしないです。

どうしても仕事をするときは「私今から3時間やるから話しかけないで」って宣言してからやっています。

プロフク

これは大変参考になることを伺えました。スケジュールなどはどうやって管理しているんですか?

横内さん自分の時間生産性をきちっと把握したいので、Googleのスプレッドシートにスケジュールをつけています。

日付と今日何時間稼働した、何のお仕事をやった、どのクライアントか、費用はいくらみたいなことですね。

こういう感覚がないとだめかなと思って、これは日次でやっています。

プロフク

自分で自分を管理できることが必要ですね。

横内さん:絶対必要ですね。「毎週土曜日の午前中だけ」って決めるとか、クライアントとのミーティングはなるべく入れないとか、はっきり「私は会社員で何時までは無理です」って言うとか。

自分でちゃんと設定していかないと、ぐちゃぐちゃになります。

プロフク

副業をやって一番よかったことは何ですか?

横内さん実績を増やせたことですね。編集・ライティングの仕事だと絶対に過去の実績を聞かれるので、これを増やせたのは大きいです。

SNS運用も、1回やってしまえば堂々と『SNS運用代行やってます』と言えるので、まず1個目の仕事を獲得すれば全て自分の財産になります

プロフク

ちなみに嫌だったこと、困ったことは?

横内さん:けっこうあります。業務委託契約書を巻き取らずに仕事をしたら、実際には仕事の内容が全然違っていたということがありました。

こんなのできるか!って怒って辞退したことがあります(笑)金額交渉、仕事内容の確認、振込がいつなのかは自分でしっかり交渉しなきゃなと思いましたね。

プロフク

最後にそういったことも含めて、副業をやろうか迷っている女子に一言メッセージ、アドバイスをお願いします!

横内さん:「まず、やってみる!」ですね。ただし、ちゃんと調べるのもセットで。

調べれば何かしら情報が出てくるので、ちゃんと調べながら、とにかくまずやってみる

失敗してもいいからやってみる。やらなきゃわからないです。自分ができるタイプかどうかわからないから。

世の中怪しいのもあるし、副業そのものに対して、怪しいどうしようと思う気持ちもわかるんですけど、とりあえず動いて良いんじゃないかなと思います。

副業は今後絶対やるべきだと思います。1つは、自分のスキルアップのために。

もう1つは、やっぱり外に出て初めて、私のスキルって外だといくらで通用するんだっていうのがわかるんですよ。

社内でもし良いお給料をもらっていたとしても、一歩外に出たら全然通用しないかもしれなくて、そこで初めて自分の市場価値を知ることになります。

だから、自分にサバイバル能力があるかどうか確認する意味でも、絶対一歩外に出てみた方が、自分の経験値アップになると思います。

プロフク

横内さん、副業女子の参考になる貴重なお話、ありがとうございました!

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大村昂太朗

大村昂太朗

この記事を監修した人 大村昂太朗 株式会社リアステージ プロシェアリング事業責任者兼プロテンマガジン編集長

2020/4の新卒配属時から一貫して総合人材支援会社、株式会社リアステージに従事。 1年目から新卒周りで事業の立ち上げと責任者を担い、2年目にインターン事業を立ち上げ。3年目のタイミングで新卒から副業領域にキャリアチェンジして、プロシェアリング事業の立ち上げ、責任者を務める。