カテゴリー

プロフクをフォローして最新情報をチェック!

プロフクをフォローして最新情報をチェックしよう!


副業情報

by大村昂太朗 大村昂太朗

【中編】人生100年時代を生き抜いていくためのスキルとキャリア

【中編】人生100年時代を生き抜いていくためのスキルとキャリア

「人生100年時代」を生き抜いていくためには、どのようなスキルを身につけていく必要があるのでしょうか。

また、どのようにキャリア形成を進めていくことが合理的な選択であると言えるでしょうか。

今回は、なぜ学び続けることが必要なのか、時代的な背景の解説とあわせて、これからの時代の合理的なトレーニング方法をご提案します。

「プロの副業」の無料登録はこちら

かつての成功の法則が通用しなくなる時代

かつての成功の法則が通用しなくなる時代

人生100年時代を生き抜いていくためには、一般的にいわれるように時代に合わせて表面的な稼ぐ力を更新し続けることに必死になる必要はありません。

むしろ、年齢を重ねても付加価値を創出し続けることのできる骨太な稼ぐ力を養っていくことのほうが大切です。

かつては「こうすれば年齢を重ねても稼ぎ続けていける」という成功の法則とも呼べるようなスキルの磨き方やキャリアの積み方が存在していました。

しかし、そうしたやりかたは、今の時代においては通用しなくなってきています。たしかに、これからの時代を生き抜いていくために生涯学習は非常に重要です。

しかし、時代の変化に気づかず闇雲に流行の最先端ワードを表面的に吸収していくような生涯学習をしていったとしても、決して骨太な稼ぐ力は身につきません。

専門家の時代の終わり

一昔前は専門家の時代でした。スキルといえば専門性のことであり、専門的な知識のことを指していました。

しかし昨今では、以下のような理由で専門知識の価値が著しく減少しています。

  • インターネットを通じて情報に容易にアクセスできるようになった
  • 知識の当てはめで解決できるレベルの課題は、コンピューター/AIが自動的に解決してくれる

ファクトデータだけでなくノウハウや専門家のアドバイス等も蓄積とオープン化が進んできて、専門知識は、気軽にアクセスして誰でも利用できるリソースになりました。

また、ビジネスにおいて解決が求められる課題が高度化してきていることから、

  • 「こうすれば、こうなる」というように簡単に答えが出せる事ばかりではなくなってきた
  • そもそも何が課題なのかが見えにくい時代になってきた
  • どういう状態になれば解決したと言えるのかも定義しにくい時代になってきた

ともいえます。

現代はすでに専門家の時代ではなくなってしまったのです。

つまり、方程式の積み重ね、いわゆる知識だけでは世の中の課題を解決することが難しい時代に突入しました。

その結果、知識だけを武器に仕事をしても、高い報酬を獲得することが難しくなってきているのです。

一昔前は、スキルアップのために知識を増やして資格を取得したり、高位の学歴を取得したりすることが成功則となっていました。

しかしこれからの時代、そうした努力だけで稼ぎ続けていくことは至難であるといえます。

ベテランの時代の終わり

同じ理由で、経験値も価値を著しく減少させてきています。

つまり経験値と知識はどのようなプロセスで入手したものかの違いこそあれ、固定化された定式の集合体であるという意味で、本質的には全く同じなのです。

「こういう時に、こうしたら上手くいった(上手くいかなかった)から今回はこうするべきだ」というような定式の安易な当てはめは、ときに有害なものにすらなります。

目の前の課題に向き合うことなく、ただ自分自身の成功体験、もしくは失敗体験という名の武勇伝にだけ囚われていると新しい価値を創造していくことが難しくなっていきます。

2018年にはニュースアプリの広告で使用された「さよなら、おっさん」というキャッチコピーが話題となりました。

ベテランがベテランであるだけで価値が出せる時代ではなくなったということは真実であるといえるでしょう。

キャリアの時代の終わり

キャリア形成についても大きな変化が訪れています。つまり、肩書が持つ価値が変化してきているのです。

一昔前は、役職の肩書は能力や過去の実績を証明するものとして大きな価値となっていました。

しかし現代は、優秀な人が必ずしもマネジメント(管理職)としてのポジションに進むとも限らない時代となりつつあります。

それは、マネジメントに求められる役割も大きく変化してきているため、肩書だけではその人の能力を適切に測れなくなってきているからといえます。

会社経営における重要な成功要因は、既存の業界の競争ルールや会社の仕組みの中でリソースをうまく管理し回していくことより、新しい価値あるものを創造していくことへとシフトしつつあります。

そのため、マネジメントであれプレイヤーであれ挑戦することが強く求められる時代になってきています。

つまり「●●株式会社で●●部の部長をしていました」といってもそれ自体は能力の証明にはならず「あなたは●●部の部長としてご自身の意志で何を成し遂げましたか?」と鋭く問われる時代になったのです。

肩書を持つと人は保守的になり、挑戦をしなくなります。

そうなると「肩書がある間に何もなすこともないまま在任期間を満了した」という事実だけが職務経歴書に残ることになるのです。

かつては、役職の階段を昇っていくことがキャリア形成である時代でした。

一度でも重要な役職を担った肩書さえあれば、それを能力の証明書として営業することで仕事が得られ、かつ稼ぎ続けていくことすら可能でした。

しかし現代は、それだけで稼ぎ続けていくことはできません。

さらに、転職や副業の市場には定年退職者や早期退職者が溢れ始めてきていて、「元●●」の肩書をもった人が大勢出てきています。

もはや、単なる過去の肩書の羅列としてのキャリアは、価値をもたなくなってきているのです。

人生100年時代を生き抜いていくためには、ひとつの会社の中でいかに昇進し肩書を磨いていくかにこだわり続ける意味はあまりありません。

ましてや、昇進や役職階級維持を狙うがために挑戦することを躊躇しているようでは本末転倒です。

むしろ、人生100年時代のキャリア形成の鍵は、挑戦の数と質にこそあるといえます。

<キャリアアップに関連するページ>
副業でキャリアアップするのが当たり前の時代に

人間力の時代へ

人間力の時代へ

年齢を重ねても付加価値を創出し続けることのできる骨太な稼ぐ力とは、挑戦する力であると言えます。

更に挑戦するためには、総合格闘技のように人間としての総合的な能力が問われます。

その能力とは、主に以下に集約されます。

  • テ挑戦するための行動力
  • 挑戦するための体力
  • 無謀な挑戦を避けるための戦略眼
  • 勇気と粘り強さ

そのすべてを兼ね備えた人間力こそが、人生100年時代のスキルアップとキャリア形成における新しいキーワードであるといえます。

真の人間力とは何か

この「人間力」という言葉には気をつけなければなりません。

さまざまな解釈が可能な言葉であるため、「年齢を重ねても挑戦し続けていくために必要な人間としての総合的な能力」とはかけ離れた意味で使用されることも多いからです。

特に「人柄」「人脈」「感性」といった言葉と組み合わせて使われる時には注意が必要でしょう。

人生100年時代に求められる人間力とは、以下のようなものではありません

ビジネスは、最後は人と人の関係で決まるので好かれる人間であることが大事である。従って空気を読む力、お付き合い力こそが人間力であり、築き上げた人脈の量こそ資産である
ビジネスは、最後は人間の感性の勝負である。アートに触れるなどして、自分のセンスを磨いていくことが大切だ

もちろんこうした能力も少なからず必要ではあります。

しかしこれらはむしろ、既存の関係値や自分自身の勝手なこだわりへの囚われを生み、潜在的な挑戦する力を弱めてしまうおそれもあります。

挑戦し続けていくために必要な力とは前人未到の領域に突き進みイノベーションを実現していくために必要な力です。

つまり挑戦の過程で発生するあらゆる困難に対して、粘り強く諦めずにあらゆる方法を駆使して突破するまでやりきる力のことです。

一般的に、年齢を重ねれば重ねるほど挑戦する力は衰えていき、途中で壁にぶつかってもため込んできた知識や過去の経験値を当てはめて楽に突破しようとする傾向にあります。

しかし実際は過去の肩書も新しい挑戦には何の役にも立ちません。そうして、一度でも壁にぶつかったら、すぐに諦めてしまいがちです。

忘れてはいけないのは、諦めずにやり続けた人間だけがイノベーションを実現することができるということです。

現代の社会が求めているものはイノベーションなのです。

世の中には、大企業が作り出した優れたインフラやプラットフォームがたくさんあります。挑戦者を支援する制度もたくさん生まれてきています。

でも、それらは使う人、すなわち挑戦する人がいなければ意味をなしません。

今、時代は挑戦する人を求めています。人生100年時代において稼ぎ続けていくためには挑戦する力を高めていくことが何よりも大切です。

人間力を高める唯一の方法

では、挑戦する力を養っていくためにはどうすればよいのでしょうか?

挑戦する力は筋肉のようなものなので、一度獲得してもトレーニングを怠るとすぐに衰えていってしまうものです。

ですので、絶えずトレーニングを続けていく必要があります

いま「生涯学習」という言葉とともに大人の学び直しがブームになっています。

もちろん、知的好奇心をもって積極的に新しいジャンルの知識を増やしていくことは大切なことですが、それだけでは挑戦する力は高まりません。

また最近では「ワークライフバランスを大切にし、プライベートな時間では仕事を離れてさまざまな経験をして仕事に生かしていこう!」という考え方がよく聞かれます。

しかし、どれだけ趣味や見聞を広げていったとしてもそれだけでは挑戦する力は高まりません。

挑戦する力は、実地での体験なくして養われないものなのです。

どうなるか分からないような環境に思い切ってダイブして、もがきながらなんとか泳ぎ切るような体験を通じてしか鍛え上げていくことはできません。

動かないと始まりません。本を読んだり見聞を広げたり、若手の動きを遠目で見て評論したりしているだけではだめなのです。

人生100年時代を生き抜いていくためには、年齢を重ねていったとしても安全地帯から飛び出して挑戦していくことが欠かせません。

これからの時代、長い人生において稼ぎ続けていくためには何歳になっても泳ぎ続けなければなりません。

それは決して苦しいことではありません。泳ぐことに慣れていれば、力をいれなくてもゆったりと気持ちよく高速で泳ぐことができます。

筋力が失われてしまっているのに泳ごうとするから苦しいのです。ですから、継続が最も重要であるといえます。

無理しなくてもよいのです。ただ、サボっていてはいけません。無理のないレベルでサボらずトレーニングを継続していけばよいのです。

そしてビジネスの世界において、実地での挑戦の経験を積み重ねていくための方法として最も効果的なものは副業でしょう。

副業という方法ならさまざまな新しい現場に、それも解決されるべき課題が横たわっている現場に、どんどん挑戦していくことができます。

さすがに数か月おきに転職を繰り返すのは現実的ではありませんが、副業ならそうしたことも可能です。

副業の積み重ねによって、長い人生を通じてあなたを支え続けてくれる骨太な稼ぐ力を身につけていきましょう!

<関連するページはこちら>
人生100年時代の副業のあり方と良い求人の見極め方

まとめ

まとめ

「人生100年時代に稼ぎ続けていくためには生涯学習が重要だ」といわれます。

それはその通りですが、これからの時代に必要とされる稼ぐ力は専門性や経験値、肩書といったものではなくなってきています。

その点を意識しながら意味のある生涯学習を重ねていくことが大切です。

ただ単に座学で学ぶということではなく、副業と組み合わせながら並行して学びを深めていくことで学習した内容は血となり肉となっていきます

資格や学歴、そして肩書や経歴も、実際に現場で挑戦する力に変換できてはじめて価値を持ちます。そのことを忘れずに生涯学習を続けていくことが大切です。

人生100年時代の副業のあり方と良い求人の見極め方x挑戦する力を鍛え続けている限り、いつまでも傍観者ではなく主役として仕事を楽しむことができます。

いつまでも現役でスキルを鍛え続けて、人生100年時代を充実したものにしていきましょう!

「プロの副業」の無料登録はこちら

この記事を読んだあなたにおすすめ

【前編】人生100年時代を生きがいを感じながら生ききるために

「働き方」と「働きがい」の見つけ方~個の時代に求められる必要スキルとは一体どういったものか?

これから副業で稼ぎたい人へのバイブル!おすすめの副業や注目の新ビジネス、注意点まで全てが分かる!

「プロの副業」では、皆様のライフスタイルに合わせた副業人材向け案件やフリーランス向け案件を無料でご紹介しております。

あなたのプロフェッショナルなスキル・経験を活かし「週1」や「月1」から業務可能。

例えば「週1定例打ち合わせ+リモートのみ」で対応可能な案件など、様々な働き方でご紹介可能です。

<こんな方におすすめです>

  • 知人経由の副業はなあなあになるので避けたい
  • 副業社員として働き、実務で自分のスキルに磨きをかけたい
  • 自分のスキルを活かせる業務委託の仕事を副業ベースで見つけたい
  • リモートワーク中心に、週1か月1くらいの隙間時間で副業の仕事を見つけたい
  • 週末フリーランスで案件を安定させたい

こんなことでお悩みの方は、是非プロ人材の副業紹介サービス「プロの副業」をご利用ください。

サービスの無料登録はこちら

大村昂太朗

大村昂太朗

この記事を監修した人 大村昂太朗 株式会社リアステージ プロシェアリング事業責任者兼プロテンマガジン編集長

2020/4の新卒配属時から一貫して総合人材支援会社、株式会社リアステージに従事。 1年目から新卒周りで事業の立ち上げと責任者を担い、2年目にインターン事業を立ち上げ。3年目のタイミングで新卒から副業領域にキャリアチェンジして、プロシェアリング事業の立ち上げ、責任者を務める。