by大村昂太朗
DXコンサルティングとは?事例やコンサルティングフローを解説
IoT、AI、VRなどのデジタル技術の進歩が凄まじい今日、DX推進を検討する企業様も増えているのではないでしょうか。しかし、導入するには高度な専門知識を要したり、ITツール操作方法が分からないという問題もあります。
そんな新しいデジタル技術を用いた組織構造・企業変革の手助けを行うのが「DXコンサルティング」です。本記事では、DXコンサルティングの内容や実際の進め方、事例などを徹底解説していきます。
また「DXコンサルティングを依頼したいけど、ピンとくる企業がない……」そんな人は、「プロの副業」でDXコンサルティングに強い人材を探しませんか。専門的な知識が必要なDXコンサルティングこそ、コスパとクオリティを両立できる「プロの副業」を検討してみてください。
目次
DXコンサルティングとは?
そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)は、’’企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。’’
引用:デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン
このように定義されています。
そして、DXコンサルティングとは、企業や組織が新しいデジタル技術を用いた変革の手助けをする役割のことです。したがって、DXコンサルティングには「デジタル×経営」などの深い知識が必要で、その需要は今後ますます伸びていくでしょう。
また、DXコンサルティングが扱う案件は新規事業が多く、「IT×新規事業」の組み合わせが大半を占めています。
DXコンサルティングの進め方
DXコンサルティングは、次のステップで進められます。
- ビジョン策定
- 管理
- 計画
- 推進
- 評価
このステップを一つひとつ踏むことにより、企業のDXへの取り組みは成功するでしょう。それぞれ具体的に解説します。
ビジョン策定
企業や組織がDXを成功させるには、明確なビジョンや目標策定が重要です。もし、経営者が社員に対して「DXに取り組もう」と、漠然な課題を出してもDXは成功しないでしょう。
自社のビジョンや目標は具体的にどのようなものなのか、DXに取り組むことで実現可能なものなのか。などを、企業とDXコンサルティングが一丸となり策定していきます。
管理
DXを取り組む上での管理とは、企業の「人・物・カネ・情報」の経営資源を指します。DX推進を行うには、PDCAを短期間で回し続けなければいけません。
また、同時並行で複数のプロジェクトを行うため、高度なプロジェクトマネジメントも要求されます。客観的な視点が大切な部分なので、DXコンサルティングに依頼すればプロのアドバイスをもらえるでしょう。
計画
ここまでのビジョン策定や管理に基づき、それを実現するためにどのような施策を打てば良いか計画をします。DX推進の計画では、できるだけ短期間でPDCAが回せるような計画を練ることが重要です。
DXコンサルティングは、企業のビジネス担当者とともにDX推進の計画を行います。
推進
ここでは、先ほどのステップで計画したDX企画を実行します。以前に掲げたビジョンや目標を実現しましょう。
評価
計画に基づいたDX推進を行った後、そのプロジェクトの評価を行います。この評価を綿密に行うことが、次回のプロジェクト(計画・推進)を成功に導く秘訣です。
これらは基本的なDXコンサルティングの流れですが、DXプロジェクトの内容によってはこの流れは変化します。DXコンサルティングに依頼すれば、貴社のDX推進に最適なプロジェクトを策定し、DX推進が成功すること間違いありません。
コンサルティング会社・企業によるDX案件事例2つ
「DXコンサルティングの流れは分かったけど、実際にどのような成果を上げられるか分からない……」という人も多いのではないでしょうか。ここでは、DXコンサルティング会社による実際の事例を2つ紹介します。
実際の成功事例を見ることで、DXコンサルティングの内容がより深く理解できるのではないでしょうか。
①アクセンチュア:顧客体験の創出
アクセンチュアは、アイルランドのダブリンに登記上の本拠を置く総合コンサルティング会社で、DXコンサルティングも行っています。アクセンチュアが行ったDXコンサルティングはドイツの自動車メーカーBMWに対してです。
「BMW i Visualiser」というアプリを開発し、自動車の購入体験の新たな形を創り出しました。BMW i Visualiserとは、VR技術を活かした自動車販売アプリです。アプリを使用すると実物大の車を様々な角度が眺められたり、色やオプションを自由にカスタマイズできます。
それまで頭の中のイメージや実際の乗車体験でしか分からなかったことが、アプリをインストールするだけで手軽にイメージできるようになったのです。自動車とデジタルを融合させることで新たな販売機会を生み出せたDX推進の成功事例であると言えます。
②アビームコンサルティング:ビジネスプロセス変革
アビームコンサルティング株式会社は、東京都千代田区に本社を置く、日本のコンサルティング会社です。ブラザー工業という主にプリンターなどを製造している企業へDXコンサルティングを行いました。
内容は、ブラザー工業のプリンターIoT事業を支援し、出荷前のプリンターのデータを分析することで初期不良の可能性を大幅に減少できたのです。試作品の段階でもデータ分析を行い、製品化後の不良発生を未然に防げた成功事例であると言えます。
このような、一見DXと関係のなさそうな事業でもDX推進を行うことによって、プロジェクト全体の業績が上がる可能性は大いにあるでしょう。
DXコンサルを依頼する際は企業の得意領域で判断する
DXコンサルティングを依頼する際は、コンサルティング企業の得意領域で判断してください。
たくさんのコンサルティング企業に見積もりを立ててもらうことも大切ですが、多すぎても業務に負担が生じます。したがって、見積もりを行う企業を絞る際は、ホームページなどで得意領域の確認を行いましょう。
しかし、直接的に得意領域の記載がある企業はほとんどないので、過去の実績・事例などから、得意領域を判断してください。
得意領域は「基幹寄り」か「プロダクト寄り」のどちらかに分けられる
コンサルティング企業の得意領域は、「基幹寄り」か「プロダクト寄り」の2つに分られます。
基幹寄りのコンサルティングとは、サーバーやそもそもの基幹の開発を得意とする企業です。例えば、自社の生産効率や不良を的確に発見したい場合は、基幹寄りのコンサルティングを得意とする企業に依頼してください。
プロダクト寄りのコンサルティングは、新しいプロジェクトやサービスなどの開発を得意とする企業のことです。例えば、新しいサービスを世に出したい、アプリをリリースしたいなどの場合は、プロダクト寄りのコンサルティング企業に依頼しましょう。
目的に対する実績をしっかりチェック
コンサルティング企業のホームページには、得意領域に関する情報が明記されていません。したがって、過去の実績・事例を見て、基幹・プロダクトのどちらを得意領域としているのか判断する必要があります。
また、稀に事例がほとんど記載されていない企業がありますが、そういった企業は実績不足の可能性が高いので、別のコンサルティング企業に依頼したほうが良いでしょう。
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まとめ
DXコンサルティングとは、企業のDX推進を経営やデジタルの専門知識から手助けする仕事です。そんなDXコンサルティングの需要は、IoTやデジタルの進歩とともにこれからますます増加していくでしょう。
「自社の業務効率を上げたい」「市場に新たなサービスを打ち出したい」という企業様は、DXコンサルティングを受けてみてはいかがでしょうか。
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